日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎医療費削減

◎医療費削減

私は心臓・腎臓の内部障害者で、窓口では1割のみ負担です。
主に2つの病院に通院していますが、同じ検査を両方でやられます。
CTスキャンなどは「半年に1度」の頻度でも、2箇所なら3ヶ月に1回になるわけです。
病院間で情報を共有していないので、全部の検査を2箇所でやります。
こういうのは心底無駄だと思います。

イカードの次は、保険証をカード化して、診療情報を共有できるようにすれば、不必要な検査を減らすことが出来ます。
こうすれば少なくとも30%くらいの医療費削減になると思いますね。
まずはそれで状況が一変します。

次は医療費自体の査定です。
診療行為自体の値段も、きちんと査定評価すべきだし、医療制度・福祉制度に乗っかって、病院が医療費を増やす姿勢にも改善の余地があります。
薬の値段も、国と製薬会社の間で決められるので、権利保護のレベルを下げ、自由化すれば、かなり安くなります。
製薬会社は守られすぎですよ。

メディアの医療記事で報じられる程度の知識で考えていると、判断を誤ってしまいます。
私たちの状態からの5年生存率は著しく低く、1割以下になっています。
がん患者よりも短命です。
医療費を余分に使うようですが、80歳まで生きる人よりは、総額では少なくなります。
当たり前ですね。

年金とかは「払うだけで貰うことはない」のですが、医療費を使っているので文句を言うことはありません。
最近、障害者や貧困者など、社会的弱者を攻撃する風潮になっていますが、社会福祉は「弱者救済のため」ではなく、「普通の人が安心して暮らせるようにするため」だということが分かっていないのではないかと思います。
もし弱者を切り捨てると、「窮鼠猫をかむ」で、必ず一揆が起きます。
そういう事態が欲しいですか。

まず行うべきは、1)医療費を増やそうとする病院体制のチェック、2)患者情報の共有化、3)医療行為、薬剤の査定制度の見直し、ではないかと思います。