◎ネタが割れる
五輪の4者協議の際、森センセーは、「私のところに入って来た情報によると、(横浜アリーナの使用に関し)横浜市は難色を示している」と言った。
ところが、その時点では横浜市長はそれを裏付けるコメントはしておらず、翌日に「意見が一致するなら」とどうとも取れる見解を示した。
1週間が経ち、 昨日、市長は初めて正式に「難しい」と言った。
なあるほど。筋書きはこれ。
1) 森センセーは、誰も知らない裏づけを持っていた。すなわち、森センセーサイドから「断れよな」という意思表示をした。
2) 4者協議の場で「聞こえて来ている」と発言することにより、「断れよな」という暗黙の強要をした。
事実上、この2つのケースしか存在しない。
なぜなら、その時点で「横浜市の難色」は森センセーサイドの人間しか知らないからだ。
悪人(または悪魔)は上手に正義を騙る。
世慣れた悪人ほど仕掛けも巧妙だ。
だが、上手の手からも水はこぼれ、ネタが割れてしまう。