日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎言わぬが花

◎言わぬが花
 嘘や詐欺話がそれと分かるのは、妙に設定が細か過ぎたり、誇大な言い回しを使うところから。
 最近、「こういうことを言わなければ、ばれたりしないのに」と思う例が多いです。

 ●Aさん
 「3年前の時と同じスポイトでお茶を吸った」

 ●某宗教団体代表
 「事務所社長の守護霊にインタビューした」

 もし黙っていれば、Aさんは「警察の証拠捏造」の可能性があると思われていた。
 宗教団体の代表氏は、「実は霊感(または能力)がまったくない」ことがばれなかった。

 詐欺師が嘘をいう時の口調と目線は、A総理が「テロ等組織犯罪準備法がないと、オリンピックもパラリンピックも開けないんですよ」と嘯いた時のあのしぐさです。
 つくづく、A総理は、身近な人にとっては「嘘つき」で、一般大衆を騙す「詐欺師」であると同時に、「優秀な政治家」でもあると感じますね。
 嘘をつき、詐欺的な手法を行使しなければ、優秀な政治家にはなれない。

 それなら、今度からは、代議士に会ったら、「お前は、嘘つきなの?詐欺師なの?」と訊くことにします(大笑)。
 「いやあ、実は方便師なんです。でも皆のためにやってます」くらいは返せよな。

 政治家でなく、普通の人なら、「嘘はつくけど、詐欺師ではないです」ってとこか。
 さて、私の場合は、「生まれてこの方、嘘なんか一度もついたことはない。今はそんな気分です」と言います。
 ここは、あくまで「気持ち」なので、事実と異なっていてもOKなのです。
 これも政治家のレトリックに学びました。
 TPPには政治家の半数近くが反対だった筈ですが、トランプがキャンセルしても誰一人として喜ばない。
 ここで正体がばれてしまう。総てが選挙対策だったわけね。

 そうそう。忘れずにこれも入れときましょう。

 ●A総理
「テロ等組織犯罪準備法がないと、オリンピックもパラリンピックも開けないんですよ」
 この法律は、某県みたいに、「国が基地を作れと言うのに、皆で反対運動をしやがる」ところをぎちぎちに取り締まるために作るのです。
 成立すれば、反対する者は片っ端から逮捕です。

 こういう取るに足らない書き込みをする者まで、いざとなれば逮捕出来てしまうのが、怖ろしいところです。