日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎雪で大渋滞

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◎雪で大渋滞
22日に岩手から埼玉に戻ったのですが、福島くらいから雪が降り始め、関東に入ったら大雪でした。
南下すればするほど、雪が酷くなるのは、さすがに初めてです。

あっという間に高速の路面が雪で覆われてしまいます。
スゴイのは、そんな中を普段通り100キロ以上出して走る車がいることです。
「ああ。破天荒とはこのことだ。たぶん、雪道のことを知らない関東以南のドライバーなんだろうけど」
しかし、10キロも進まぬうちに大渋滞。
理由は、やはりさっきの車が路肩に突き刺さっていたためでした。
樹に下げたロープの輪に首を通し、自分が乗っている椅子を倒したら、息が出来なくなって当たり前。
そういう自殺行為と同じです。

20キロ30キロごとにそんな車が止まっているのを見ると、さすがに腹が立って来ます。
私は善人ではないので、窓を開けて叫んでしまいます。
「因果応報だぞ」
もちろん、死傷者が出ていないような自損事故ですので念のため。

関東に入ると、久喜ICが閉鎖で、手前の出口が大渋滞。3つ前、2つ前くらいの出口では3キロ以上並んでいました。
その車列に入れず、「どうでもいいや」と加須出口に向かうと、スンナリ出られました。他のドライバーが「きっと大混雑」と思うからここには行かないわけです。なるほど。
ところが加須出口を下り、一般道に出たら完全に止まり、蓮田までが4時間くらい、蓮田では同じ位置に8時間くらい、川越までが4時間、そこから家まで2時間掛かりました。
その前が12時間くらいなので、結局は計30時間です。

蓮田が一番キツくて、止まったのが陸橋の上でした。
サイドブレーキだけではズルズルと下がるので、ブレーキを踏んでいる必要があり、脚の感覚が無くなりました。
こうなると、アクセルもブレーキも位置が分かりません。

夜型なので、丸2日48時間くらいは起きていた勘定です。若い頃は何でもなかったわけですが、オヤジジイにはキツい。健康でもキツいのに、病人なのでしんどさ百倍です(笑)。
終わり頃になると、眼を開けたまま意識が飛んだり、妄想を観たりしていました。
要するに、目を開いたまま夢を観ているわけです。
目の前に男女が立っていて、「眠っちゃだめだよ」と言われる夢だとか。
スピードを上げて走っていたら、前が事故。慌ててブレーキを踏む夢だとか。
後者は、実際に踏んでいて、謝ってアクセルを思い切り踏み込んでいました。ニュートラルにしてサイドを引いていたので大丈夫でしたけど。
 
蓮田では、車が動き出してから、車列が止まった原因を確認したのですが、先頭でたった1台の車が車線の真ん中で動けなくなっていたためでした。
ひと晩のうちに、都内で起きた事故が7百件だと言いますので、警察やJAFの手が回らなかった模様です。
こういう状況では、警察も救急車もJAFも「一切来ない」と思ったほうが良さそうです。実際、30時間の内に警察車両を見たのは1度だけでした。

「2年前ならオレもアウトだったな」と思ったのですが、しかし、2年前なら運転して行き来すること自体が出来なかったわけです。微妙。

画像は福島を過ぎたくらいの雪と渋滞。途中でトイレが我慢できなくなり、ペットボトルの口を切った場面です。なおスタンドが見つかり使わずに済みました。