◎夢の話 第674夜 鈴
23日の午前4時に観た夢です。
実家の台所にいる。
夕食の支度をしているのだ。
「おかずをどうしようか」
普通のコロッケか蟹クリームコロッケをつけよう。
しかし、母は闘病中で、油っぽいものは無理かもしれん。
視線を上げると、ソファに座る母の姿が見える。
ここで唐突に音が響く。
「チーン」(鈴の音)
驚いて跳ね起きる(ここで覚醒)。
脳が創り出す音のイメージと、耳から入って来る現実の音の違いは歴然だ。
夢の内容との関連性もない。
「そう言えば、車の防犯ブザーが鳴ったっけな」
母かも。
もし母なら、きちんと姿を見せてくれればいいのに。
「ああ良かった。俺は妄想癖だが、けして精神障害じゃないや」
時期は分からないが、程なく母との2度目の別れが来る。
母は律儀な人で、退院する度に礼状を書いた(息子を含めて)。
母が去る時には、必ず何かを言伝てから去るだろうと思う。