日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎クラゲの裏技

◎クラゲの裏技
 海水浴シーズンですが、今年あたりは、早くもクラゲが出ているらしい。
 普通は8月の20日頃ですねえ。
 クラゲに刺されると、結構しんどくて、薬を塗っても数日は痛みます。
 そこで、裏技です。

 クラゲ毒は、50度くらいの熱で分解されるので、それくらいの熱を患部に当てると、腫れがすうっと引きます。
 具体的には、ろうそくの蝋を40造らい上から垂らすとちょうどそのくらいの温度になります。

 30年近く前になりますが、フィリピンのマスバテという島に行った時のことです。ちなみに、その島に来た日本人は太平洋戦争以来、当方が初めてです。このため船が船着場に着いたら、数百人の島民が出迎えてくれました。
 何せ、当代ご領主さまの客人と言う扱いでした。
 島民は全部で1千5百人くらいいるのですが、島自体は地主一人の持ち物です。すなわちこの領主さまは、名実ともに王さまで、当然、島民の医療費や学費なども補助してあげるらしいです。ここは日本の金持ちとは違います。
 そのご領主さまの館に「客人」として行ったのですが、昔のスペイン人が作った石造りの砦に住んでいました。
 この島はものすごくきれいなところで、海も遠浅で真っ青。
 「こりゃ泳がねば」と誰でも思います。
 そこで、マニラ育ちの義兄と海に入ったのですが、そこのご領主さまたちは、浜で見ているだけでした。
 程なくして、その理由が分かったのですが、そこの海はクラゲだらけなので、誰一人泳がなかったのです。
 海から上がったら、当方の背中は20数箇所クラゲに刺されていました。義兄はソコソコ知っていたと見えて、ほんの数箇所だけです。
 ご領主さまに「クラゲに刺されてひどいことになった」と告げると、彼(35歳くらい)は、侍女を呼んで「※※※※」と何か命じました。
 すると、当方はそのままベッドに連れて行かれ、15、16歳くらいの女の子(侍女の1人)の手で、背中に「たらありたらり」と蝋燭の蝋を垂らされました。
 目パッチリの女子高生に蝋を垂らされるという「不条理な状況」なので、終わるまで「ぼよよん」としました(苦笑)。
 クラゲ毒は1時間後くらいには、すっかり消えました。
 ま、日本のクラゲに通用するかどうかは分かりませんが、他に手段が無い時は試してみる手です。
 たぶん、大丈夫。