◎実は三体以上
「注意を払うと、どんどん前に出て来る」という規則の通り、よく見ると、他にも立っていました。
黒い影は少なくとも3つです。
当初、「私の影」だと思っていたのは、フラッシュ光と違う方向に出ているので、思案中です。
他のは直立しているので、霧の中に「立っていた」ということです。
男、女、子どもに見えたりするので、「ベム」「ベラ」「ベロ」と呼ぶことにしました。
どうか「味方」とは言わぬまでも、「仲間であってくれ」と願います。
2枚目は御堂観音を訪れた最初の時のですが、やはり1枚だけ霧が出ました。こちらは分かり難いですが、詳細に見ると、ひとの影のようなものが出ています。
一番左は、着物を着た音の亜人のような気がしますが、しかし、こちらは上のほどはっきりしません。
この霧が出ると、「あの世」系の異変が必ず起きますので、私は「幽界の霧」と呼んでいます。
この日は快晴で、肉眼ではまったく見えませんでした。
あとひと月は、私にとって極めて危険な期間なのですが、なるべくじっとして、「お迎え」を呼び込まないように心掛けます。
「死神」を直接見た人で、1年以上生き残っているのは、今のところ私だけだと思います。
「見た」という話が残っている人は総て亡くなっているのです。
今の状況も、それと無縁ではないような気がします。
追記)
少しずつ、顔が浮いて来ました。
「何だろう」と気をつけて見ると、それに反応して表に現れて来るようです。