◎紙一枚の話
トランプをノーベル賞に推薦するくらい、たかが紙一枚の話だ。
リップサービスと紙だけなら、懐も傷まない。
使えない戦闘機を百機超(米国では150機と言っている)も買うより、はるかにまし。
どうやら、トランプはおべんちゃらを正直に喜ぶタイプらしいし、そういうのは利用すべきだと思う。
ま、全世界に吹聴されちゃたまらんが。
国会では、「トランプ氏は北朝鮮の非核化を断固として進めようと言っている。中途で妥協しないという姿勢が見えたから、推薦した。たぶん、今後も強い態度で望むだろう」と堂々と言うべきだった。もちろん、海外にも発信すれば、逆にプレッシャーをかけられる。
常に堂々としていれば、相手は一目置くもんだ。
(ただし、十分後にはばれる。)
トランプが妥協すれば、東アジアの勢力図が激変してしまうから、このまま強い態度で推進させる必要がある。
(総理本人も「ちょっと格好が悪かったか」と思っていた感じがあった。言い訳っぽく、口ごもっていた。)
舌先三寸で、人はどうにでも動く。
その辺はしたたかに振舞うべきだと思う。
ま、北方領土は1島も返っては来ない。
餌は撒くだけで、食わせるのはひと口だけ。そこはロシア人だ。
プーチンの額には「金が欲しい」と書いてある。社会の底辺で暮らす人間にはすぐに分かるが、セレブには分からないのか。
トランプが勝手に北と和平交渉を進め、北方領土が不首尾だったら、安倍政権はどうなるのか。
あんなに先走って「すぐ取り戻す」と吹聴していたのに。
自民党には「安倍四選あるべし」と語る「能天気な議員」がいる。
「どうか今のままであって欲しい」という意味だが、そうはならないと思う。
公明党には千載一遇の好機が来ているが、果たしてそれに気付いているのかどうか。
ちなみに「ノーベル賞に推薦」は荒技としてはよく出来ていると思う。ここは珍しく安倍総理を評価すべき。
早くそれを言って、ステルス戦闘機を30機くらいにしとけばもっと良かった。
こいつは隣国の沿岸を爆撃するくらいにしか使えないが、それには憲法の改正がいる。そもそも局地戦の攻撃兵器だし、意味無いだろ。
先に憲法改正ありき。
なお、画像は「遠縁の小父さん」ですので。当家ではそう呼んでいます。