日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎どこまで行ってもスネオはスネオ

◎どこまで行ってもスネオはスネオ
 トランプ:安倍会談の後、安倍シンパは「安倍総理がトランプの強硬姿勢に待ったをかけた」みたいに、まるで手柄のような言い方をした。
 ところが、その当のトランプが「日本なんて、ちょっと車に関税をかけると揺さぶったら、すぐに『交渉に応じる』と言いやがったぜ」(意訳)と吹聴していた。
 ま、実態はトランプの言う通りだろう。
 実際には安倍総理は何もしていない。

 スネオはどこまで行ってもスネオだ。
 のび太はここぞという時には自分で戦うが、スネオは自ら戦うことをしない。ジャイアンについていくだけ。
 でも何故か手柄は主張する。

 不思議なことに、日本にはスネオのことをジャイアンだと勘違いしてくれる人がいる。
 スネオは何もしないので成果が見えないが、それを美辞麗句で飾るのは得意だ。
 さすが、日本人は「振り込め詐欺」に毎年何億も引っ掛かる国民性だと思う。

 「いやあ、それじゃあわが国は立ち行かなくなるから、中国との関係を強化することを考えます」
 「中国や半島の情勢に対応できないので、わが国も核武装して自立します」
 「国民世論を受け、米軍には撤退して貰います。わが国は憲法を変え、再軍備します」
 こういうブラフくらいは使ってみればいいのに。

 「食糧は国防なので、もし車に関税が掛けられたら、その分を米国産の食糧や自動車に転化する必要がありますね。不足分はTPP加盟国から調達せざるを得ません」
 口先だけなら何とでも言えるだろうに。
 だいたい、TPPに入ってもいない国に「同等までは権利を与える」なんてことを言ったら、「じゃあ、TPPは何なの?」という理屈になるじゃないか。

 でも、やっぱりスネオは頷くだけ。
 日本の進むべき道は、まずトランプをもう少しましなヤツに交代させることだ。
 ジャイアンがダメなら、とりあえすブタゴリラだろ。
 野党を利用して(陰で提携して)、あえて「米国は信頼できない」と叫んで貰うのも一手だ。
 その辺も「お仲間主義」で融通が利かない。
 意見の違う相手でも、「敵の敵は味方」で、今は「国益を損なわせようとする者」が共通の敵になる。 すなわち今はトランプだ。
 もちろん、中国や半島(南も含む)は、正面の敵で、トランプは背後の敵だ。
 見ようによっては、後ろの敵のほうが危険だと言う観方もできる。
 
 憲法改正だって、正面から「9条2項を削除する」で進めないと。
 安倍政権の考え方では、もし少しでも動かせば、なしくずしに解釈を変え、あっという間に米軍の「露払い」をするようになってしまう。
 元が「嘘つき」だけに、「平和維持軍」とか「多国籍軍」の外側に参加しているうちに、いつの間にか、その片棒を担がされる。
 国庫が破綻しようとしている時に、余計な出費を増やしたら、その先は目に見えている。

 憲法を改正して、自分で自分を守れるようにする目的は、「米国の手下の立場から脱するため」だろう。そういう意味では、安倍政権下で憲法を変えさせたら絶対にダメだと思う。
 スネオに任せたら、数分後にはどっちに転ぶか分からない。