日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

1枚の写真

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写真は、新宿の居酒屋にて。
首都圏に在住する高校同期のミニ同窓会で撮ったものです。

元々は16、17年前から、年に1度か2度、高校の同級生数人で集まり、近況を報告し合っていたのです。
3年位前、地元での卒後○周年の催し物の際、首都圏に100人前後の同級生がいることを知り、「皆が集まれれば楽しかろう」ということで、春には新年会、夏には納涼会を開くようになっています。
春先は行事が重なることが多く10人前後、夏には20人程度で集まっていますが、年齢を重ねるにつれ、こういう繋がりの大切さがわかってきました。

皆、職場でも第一線に到達しており、子どもたちも大学進学期になっています。
ようやくひと息というところに来ていますが、そこで自分を振り返ってみた時、はたしてこれで良いのかという疑問を持ってしまいます。
まさに、「中年の危機」で、同世代の中にはうつ病に罹る者が少なからず出ています。

そんな時、助けになるのが、同じ時間を共有した人たちの存在です。
卒業後の人生の軌跡はそれこそ様々で、局面局面での選択も別々。
しかし、スタートラインを共有しているため、他の人たちがどのように考えたか、自分になぞらえて眺めることができます。
30歳代では、各人の欲や自意識が前に出て、衝突することも多かったように感じますが、厄年を過ぎた今では、境遇の違いはもはや気にならない。

そういえば、田舎の70歳になる老母も、「新年の同窓会に出る」と言い、嬉々として出かけていったっけな。
皆の顔を眺めながら、そんなことを思い出していました。

生き続けてゆくうえで、困難は限りなく現れます。
齢を取り、無くしていくものは多いけれど、それでもそう悪いことばかりではないように感じます。