日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

海にまつわる怪談 その1の後日談

夢の話 第33夜として別の掲示板(非公表)に収録したものですが、関連項目がありますので再録します。
比較的最近のうちに、妻が見た夢です。

枕元に誰かが座っている。
薄目を開けてみると、肩くらいまでの髪がばさっと顔に掛かっていて、顔の表情は見えない。
身長が低く太っており、老女なのかとも思うが、妖怪のようにも思える。
しばらくじっとしているが、そのうちにその女(もしくは妖怪)がぼそっとつぶやいた。

「オマエの望みを叶えてあげようか」

妻は、心底嫌いな同僚に何か不幸を与えてくれと頼もうかとも思うが、何かを頼むと本当にそのとおりになるし、また折り返し自分から代償として何かを奪っていくだろう、と考えた。
以前同じような夢を見て、悪い願いをしたらそれが数日のうちに現実になったことがあるためだ。
偶然ではなく、あくまで自分の願いが現実になったことがわかったのは、それが極めて特殊な災難だったからで、「道を歩いていると、ビルから人が飛び降りてきて、その人の頭上に落ちる」という、確率論的にありえない状況だった。
しかし、「人を呪わば穴二つ」で、折り返しすぐに親族が亡くなった。もちろん、こっちも偶然では有り得ない特殊な死に方で。
さてどうしようかと、妻は迷う。

ここで覚醒。

翌朝、老女か妖怪のような印象だ言っていましたが、後で考えたら福井で見た幽霊に一番似ているとのことでした。
とりあえず、「どんなに夫婦喧嘩することがあっても、今オレが連れて行かれては家族皆が困るので、ソイツにオレのことをお願いするのはやめてくれ」と言いつけました(笑)。