日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎夢の話 第596-598夜 妖怪、その他

◎夢の話 第596夜 妖怪
 5月15日の午後11時に観た夢です。

 瞼を開くと、「オレ」はどこか知らぬ暗がりの中にいた。
 (「オレ」は自意識だけの存在で、現実の私とは別の人格です。)
 「ここはどこだろうな」
 そのままじっとしていると、次第に薄らぼんやりと周りが見えて来た。
 オレは天井の高い部屋の中央に座っていたのだ。
 視線を前に戻すと、すぐ前に何やら気配があった。
 むくむくと黒い塊が動き出し、立ち上がる。
 そこに立っていたのは、恐ろしい姿をした妖怪だった。
 妖怪はオレを見据え、大声で怒鳴った。
 「お前などすぐに殺してやる」
 剣幕の凄まじさに、思わず一歩後ろに下がる。
 だが、同時にどことなく違和感を覚える。
 「これは、オレに危害を加えようとしているのではない。ただ威嚇をしているだけだ」
 では、この妖怪の姿かたちは外見だけで、真実の姿は別のものだ。
 ここで、ハッと思い当たる。
 「なるほど。これはこの地の神だ。余所者が入り込んだから、追い出そうとしているのだ」
 そのことに気付き、オレは妖怪の前で正座をした。
 「私は外から入り込んだ者ではありません。この地で生まれ育った者です。だから、私を受け入れて下さい。お願いします 」
 郷に入れば、その地の神に従え。
 四方に向けて九字を切ると、妖怪はふっと姿を消した。
 ここで覚醒。

 しばらく滞在することになりそうなので、「それなり挨拶が必要」ということです。

◎夢の話 第597夜 水
 5月17日の午後12時に観た夢です。
 
 ベッドの脇で椅子に座っている。
 ベッドには誰かが横になっているが、その誰かが誰かはわからない。
 ベッドの下に目をやると、水溜りが出来ていた。
 「何故水がこぼれているのだろう」
 周りを見渡すと、部屋中が水浸しだった。
 ここで覚醒。
 「水」は感情の象徴で、病床にいる母のことを案じる夢です。
 身近な人の出る夢では、時々、こういう出水があります。洪水のこともありますが、いずれも同じ意味だろうと思います。

◎夢の話 第598夜 ゾンビ
 5月18日の午前3時に観た夢です。

 外に出ると、往来に人が沢山倒れていた。
 「うわあ。こりゃ酷い。ミサイルでも飛んで来たのか」
 手足が千切れた者までいる。
 すると、血だまりの中で何かがうごめいた。
 「まだ生きている人がいるのか」
 だが、動いていたのは、胸から下が吹き飛んだ男だった。
 「うひゃひゃ。あれでは生きてはいられない」
 動いていたのは、そいつだけではない。
 あちこちで死体が体を起こし始めた。
 「こいつらゾンビじゃねーか」

 ここでオレは我に返る。
 「こんなことは現実に起きる訳が無い。これは夢なんだな。それなら・・・」
 結論はひとつだ。
 「オレはついてる。ゾンビの意味は再生だ。自分が死ぬ夢に次いで縁起の良い夢じゃないか」
 ここで覚醒。

 高速道路を走っていると、ゲーム感覚で車の間を危険な角度ですり抜けて行く無謀なドライバーがいます。
 ヒヤッとさせられるので、すかさず「いずれ死ぬぞ」「今日中に死ぬよ」などと叫んでいました。
 実際、20分も行かないうちにフェンスに激突している車がありました。まあ、自業自得です。
 しかし最近、こういう考えを改めました。
 「死ぬぞ」はともかく、「今日中に死ぬよ」は限りなく呪(まじな)いに近い。
 呪いは念じた方にも悪影響をもたらします。
 ではこれはやめよう。
 もちろん、当方は善人ではないので、最近、無謀ドライバーに向けて口にすることは、「お前が無駄に捨てる命は、オレが貰って有効に使います」です。