日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第444夜 きっとお通夜だ

◎夢の話 第444夜 きっとお通夜だ
 木曜の午睡の時に観た夢です。

 瞼を開くと、オレは布団の中にいた。
 「ここはどこだろ?」
 オレが布団で眠るのは珍しい。
 事務所の長椅子とか、居間の床に寝転がって、毛布をかぶって眠るのが定番なのにな。
 首を伸ばして、周囲の状況を見る。
 どこか広い部屋だ。40畳はあるだろう
 その広間を埋め尽くすように布団が並んでいる。
 「30人は寝てるよな」
 きちんと布団をかぶっている人もいれば、毛布にくるまっているだけの人もいる。
 遠くの方には、父や母、伯母(と叔母)さんたちの姿も見える。
 「親戚一同が集まってら」

 部屋の隅の方に、便座が見える。
 トイレではなく、むき出しの便座が立って居たのだ。
「うわ。こりゃ夢だ。座敷に様式便座が立って居るところなど、この世に存在しない」
 周囲の畳が汚れちまうだろ。
 ってことは、今、オレは夢の世界にいるってことだよな。

 反対側に視線を向ける。
 オレの目の前は祭壇だった。蝋燭が灯されており、ここだけが明るい。
 「これって、もしかしてお通夜だよな」
 誰かが死んで、お通夜をするわけだが、オレの田舎では「寝ずの番」をして蝋燭の火を絶やさないようにする。
 「じゃ、誰が死んだんだろ」
 もう一度、周りを見回す。
 一番前の上座に居たのはオレだった。
 「こりゃあ、オレが蝋燭の番をしているのか、もしくはオレが死んだかのどっちかだな」

 それなら、是非ともオレが死んでいてくれ。
 今オレは夢の中にいるってことは分かっている。それなら、オレ自身が死ぬ夢は最高の吉夢だ。いつも占い師に「晩年運が最高だ」と言われるから、これからぐいぐい上がるんだろ。
 「だって、オレはもう晩年だからな」

 ここで覚醒。
 この数日、毎日、発作が起きているため、色んな意識がデフォルメされた模様です。
 目覚める直前の夢を100%記憶していることと、夢の中で40%くらいは「今は夢を観ている」自覚があるのが普通です。
 他の人からは聞いたことがないので、当方が変わり者なのでしょう。