日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎夢の話 第586夜 旅立ち

◎夢の話 第586夜 旅立ち
 30日の午前1時に観た夢です。

 戸締りをして、ようやく準備が整った。
 「さて。そろそろ出発だな」
 廊下を歩き、玄関の三和土のところに来る。
 そこで改めて、家の中を見回した。
 すると、そこは子どもの頃に暮らしていた家だった。
 少し首を捻る。
 「ありゃ。ここはオレが大学生の時に引越しをして、今は倉庫になっている筈だが・・・」
 それなのに、オレはここに住んでいたということなのか。どうにも解せんな。

 「バタン」と車のドアが閉まる音が聞こえる。
 妻や子どもたちが車に乗ったらしい。
 父たちは先に出発したようで、家には自分ひとり。
 玄関の扉は半開きになっている。
 家の前に気配があるのだが、人の姿は見えない。

 「これって、夢じゃね?」
 何となくそう感じる。オレは時々、夢の中で「自分が夢の中にいる」ことを自覚することがあるのだ。
 「夢の中の建物は、肉体の象徴だ。壊れるのは病気や失意が来る予知だが、旅立つというのはどういう意味なんだろう」
 ここで玄関を開けて、外に出る。
 玄関口には、車が停まっていた。
 真っ黒い色の立派な車だ。中には誰も乗って居なかった。
 
 ここでオレは溜息をついた。
 「こりゃ不味いよな」
 それもその筈で、目の前に停まっており、オレが運転席に座ろうとしている車は、霊柩車だったのだ。
 霊柩車に乗って旅立つ夢が良い夢のわけがないぞ。
 ここで覚醒。

 車に乗って向かう先は2通りで、片方には小川があり、その向こうは草原になっています。その反対側に進むと、真っ暗な闇の中に和風旅館か料亭みたいな建物が建っている筈です。最初のは彼岸で、もう片方は幽界。後者には、あの縦縞の着物を着た女が待ち構えています。
 死を暗示(と言うか明示)しているのですが、死ぬ夢は吉夢の最たるものなので、解釈に困ってしまいます。