日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第50夜 おまじない

粘土遊びをする息子の隣に半身で横になったら、すぐに寝入ってしまったらしい。

夜半になり我に帰ると、上半身を起こしていた。
体がまだ寝ているのに、意識だけが上にあるってことは・・・。
こりゃいかん。魂が体から離れつつあるぞ。
既に肉体と繋がっている感覚はほとんど無いので、幽体離脱ってヤツではなく、魂がズレているんだろう。
このままだと死んでしまうかも。
家族は既に皆が部屋に帰っており、近くには誰もいない。

こういう時の呪文はなんだっけ。
あびらうんけん。これじゃないな。
ああ、思い出せない。
今週も息子と約束があることだし、今死ぬわけにはいかない。

周囲では、3つくらいの霊が蠢き始めている。
そういえば、昨日は本棚から抜き取らなければ落ちそうもない本が、ばさっと落ちたし。
コピー機の電源が勝手に入ったし。(以上は実際に起こったこと)
これが起こるという「お知らせ」だったのか。

家の外にも、道を歩く霊がいくつかいるようだ。
50胆茲粒僂らも、曲がってこっちに向かって来るオヤジ(の霊)がいる。
皆オレの存在に気づくなよ。
オレに気づき、引っ張りに来るなよな。

とりあえず、台所や廊下でゴトゴトいっている霊に向かって九字を切る。
普通の時なら単なる気休めだが、今の状態なら多少の効き目がありそう。
お、呪文(または祝詞)を思い出した。

○○○○○
▲□×※÷◎

三行詩のような文言だ。
何度か唱えているうちに、しゅるしゅると変化がある。
体に戻った後にこの言葉を憶えていれば役に立つだろうけど、戻った時には思い出せなくなっているはずだ。
もし記憶していられるなら、それは死にそうな人の魂をもう一度肉体に戻す呪文なので、事故に遭った人や重病人のうちの何人かを助けられるかも。
手足が動くようになり、少しずつ覚醒。

目が醒めた時には、あの呪文の文言はやはり1字も思い出せません。
つい先ほどのことでした。