中村勘三郎さんが、まだ病気になる前に、知人に「自分はあまり長く生きられないような気がする」と語ったそうですが、そのエピソードを聞いて、ドキッとしました。
私はかなり若いころから、時折、夢の中にお坊さんが現れては、「お前の寿命は〇〇歳までだ」と話します。
ただの夢ではないようで、お坊さんに言われたちょうどその年齢に達した時に、大きな病気にかかっています。
中高生の時には、「30歳で死ぬ」と言われたのです。
その30歳になった時、様々な状況が重なり、救急車で運ばれました。処置室に入った直後、1分かそこらの時間だったと思いますが、心停止し、長いトンネルと三途の川を見ました。
その次は、それからほぼ10年後の40歳の頃。
前とほとんど同じような体験をしました。
それから10年くらい後には、発病の1年以上前から、自分の写真の胸のところに白い球が写り始めたのです。
いわゆる「オーブ」というヤツですが、事前になんとなく予期するものがあったので、心筋梗塞になったのに、苦痛が始まる前に救急病院に駆け込んで、命を失わずに済みました。(でも、やっぱり今も闘病中。)
今は「(打ち止めは)そんなに遠くないな」という実感があります。
体感的にも、日によってかなりの調子の上下向があるのです。
とりわけ、「やはり」と思うのは、痛みをまったく感じないのに、時折、胸の奥でぎしぎしという尋常ならぬ音がすることです。水車小屋の音みたいです。
また、別の音も聞こえますが、ぶくぶくという泡のような音だったり、骨を木槌でたたくような音だったりもします。
私の1人の叔父は、50代半ばで、突然、大喀血して亡くなりましたが、その叔父に性格が似ています。
つくづく、「いいとこ、自分もそれくらいだろうな」と感じます。