日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

#その他の病気

◎病棟日誌 R061117 「宿敵復活」

◎病棟日誌 R061117 「宿敵復活」 病院の駐車場に曲がろうとすると、路地を出て来る車があったので2台通した。 曲がり角に入ろうとすると、とんでもないスピードで広い道に出ようと突っ込んで来る車があり、ムッとしながらこれも通した。 運転席を見ると、や…

◎病棟日誌 R060609 明日は我が身

◎病棟日誌 R060609 明日は我が身 朝、家人を駅まで送る時に色々と話をした。 「こないだ71歳の保安係の人が一時間以上遅れて来た」 元警察官で、用務員と保安係のような仕事をしているらしい。 ま、学校に不審者が入り込んだ時の対策ということ。 その遅れ…

◎病棟日誌 R060606 「医師は勧めない」

◎病棟日誌 R060606 「医師は勧めない」 この日は火曜の採決の結果が来た。 週末は実験をしていたのだが、想定した通りだった。 腎不全患者が気を付けるのは、カリウムとリンの過剰摂取。 いずれも水溶性で、摂取量が多ければ、尿で排出されるのだが、腎不全…

◎病棟日誌 R060604 「薬膳カレー」

◎病棟日誌 R060604 「薬膳カレー」 火曜は通院日。 この日の担当医はK大出の女医だが、対症療法的に何でもかんでも薬を出そうとする。症状が出る毎にすぐに薬を飲んでいると、その薬の害の方が大きくなるので、「要りません」と答えている。あるいは、最初か…

◎病棟日誌 悲喜交々 2/27「コップの水」

◎病棟日誌 悲喜交々 2/27「コップの水」 火曜は通院日。 前回、左隣の患者が「動脈瘤20ミリ」の右隣の患者と同じ苗字だと気付いていたが、この市内にはよくいる名前なので、別の人だと思っていた。だが、看護師との会話を聞いていると、循環器専門病院を退…

◎病棟日誌 悲喜交々 2/17 モルヒネの効用

◎病棟日誌 悲喜交々 2/17 モルヒネの効用 ひとつ置いた隣は病棟の入り口近くで、ここは重篤な入院患者が治療を受ける場所だ。入院患者がベッドごと運ばれて来てここに入る。 最近、そこに新しい患者が来るようになったが、八十歳過ぎくらいの男性だ。 これが…

◎ギャラリー席

◎ギャラリー席 時々、「俺は死ぬのなんか怖くねえよ」と言う人に会うが、それは「ギャラリー席にいるから」だと思う。 観客席で観ているから、バッターボックスに立った時の感覚が分からない。 先日のWBCで、チェコの選手が佐々木投手の164キロを膝に当て…

◎ひとはなかなか死なない

◎ひとはなかなか死なない 父は常々、「人間はなかなか死なない」と言うが、時々、その言葉を思い出す。 対面ベッドの患者が、昨日、病棟に戻って来た。この患者は、ふた月前に病棟に来て、ひと月前に去っていた。 やはり重篤な状態で、そういう患者のいる病…

◎少しく解放される(530)

令和二年九月二十一日撮影 ◎少しく解放される(530) 閃きがあったので、朝から神社に参拝した。 今は心身ともにスッキリしているから、「しばらくは平穏に暮らせるかも」と感じたのだ。 おそらく数日の間だろうが、「夏目漱石症候群」から解放されるかも…

◎旅客機の乗客がマスクを拒否する理由

◎旅客機の乗客がマスクを拒否する理由 先日、相次いで旅客機の乗客が「マスク着用を頑なに拒否した」ため、機を下ろされる出来事があった。 殆どの人は「何てモラル意識に欠ける人だ」と、マスクを拒否した人を罵った筈だ。 私はまったくそうは思わない。 あ…

◎地震のような揺れ

◎地震のような揺れ 椅子に座っている時や寝転んでいる時に、グラグラグラっと体が揺れる。 「あ。地震だ」と思い周囲を見回すが、誰一人として反応していない。 「もしかして、揺れているのは俺だけ?」 数分間、その地震は続くが、程なく落ち着く。 これは…

◎医療以前に脳が崩壊

◎医療以前に脳が崩壊 四五日前、テレビにどこかの大学の教授が出演し、「PCR検査が出来ない理由」を滔々と語っていた。 少し聞いたが、すぐに消した。何のことは無くただの「御用学者」だったからだ。 「出来ない理由」だけを探していれば、何時まで経っ…

◎夫婦のコロナ会話

◎夫婦のコロナ会話 ダンナ「今は外で十人に会えば、そのうちの一人は感染者の可能性があると言う。そんな状況で、ゴールデンウィークだからと、遊びに出かけるヤツがいるもんだろうか」 外人妻「そんなのいるに決まってるよ。日本じゃあ、総理大臣の奥さんが…

◎選手村を収容施設に

◎選手村を収容施設に 東京五輪の選手村はもう出来ており、数千人が宿泊できる。 当面、この選手村を「コロナの隔離施設として利用する」というのは非常に良い案だと思う。 その意味では、「延期」を早く決めた方が、対策を立てやすいと思う。 朝晩出ずっぱり…

◎国策で隠そうとしている

◎国策で隠そうとしている 日曜から月曜まで、家人は朝から晩までコロナ関連の報道を観ていた。 ちなみに家人は外国籍で、細かい話は分からないので、大局的な見方をする。 その家人が火曜になりダンナに言った。 「結局、安倍総理は検査をしたくないんじゃな…

◎寒い時に気を付けること

◎寒い時に気を付けること 看護師のサトウさんの弟が、つい最近、心筋梗塞になったそう。 弟御はアラ50歳で、単身者。食事に気を遣うこともなければ、煙草も吸っていたらしい。それも1日に2箱ずつだから、かなりヘビーな方だ。 冠状動脈が二本塞がったが…

◎マスクを自作してみた

自作マスクの製作手順 ◎マスクを自作してみた 今やマスクはどこを探しても売っていない。 医師は「マスク繊維の目はウイルスより大きいから、それほど役に立たない。直接の飛沫を防ぐ意味しかない」と言う。 そこで気が付いた。 それじゃあ、「飛沫を防ぐ」…

◎専門バカの極端な話 その2 官僚

◎専門バカの極端な話 その2 官僚 船の乗員乗客の全員検査をしない予定なのに、船内に閉じ込めて置いたら、その間に感染が広がってしまう。後で「自分が感染したのは閉じ込められたせい」と訴えられること必至だ。 症状が無い人に「何もしない」なら、早く船…

◎専門バカの極端な話

◎専門バカの極端な話 専門職は自分の分野にのめり込んでいるから、そこしか見えなくなることがある。 周囲の状況や自身の発信がもたらす影響まで気が回らなくなるのだ。 そこで、往々にして後ろに「バカ」と付けられる。 とりわけ、医師はその代表格だ。 そ…

◎やはり「ある日突然」らしい

◎やはり「ある日突然」らしい ◎やはり「ある日突然」らしい 最近、体調があまり良くなくて、歴然とした「各種症状」がある。 昔は、何かの「症状」だったが、我々クラスになると、「あっちもこっちも」同時に発症する。 そこで、今回は半強制的にCTスキャ…

◎病棟にて

◎病棟にて 今日から病棟での食事を「ガラモンさん」の前で摂ることにした。 一応、席は決まっているのだが、看護師が男性と女性を無理に分けるので、男性席がきちきちになっている。それを嫌い、勝手に他人の席に移動するジジイがいるので、トラブルになりそ…

◎ざらにいる

◎ざらにいる 多くの時間を病院で過ごしているので、新しく知り合いになるのは、大体は病人です。 新しく病棟に入って来た男性患者がいるのですが、この人は「末期ガンであと三ヶ月」と言われてから、持ち直したらしい。 全身転移の状態から戻って来たわけで…

◎似ている人

◎似ている人 病院のロビーを通ると、時々、「誰か」に似た人を見かける。 親戚・知人、仕事関係、かつての同級生等々だ。 その中には、「生き写し」に近いくらい似ている人がいる。 顔かたちの印象だけでなく、身長や体型までそっくりだ。 「ありゃ。何でこ…

◎悲喜こもごも

◎悲喜こもごも 病院にいる時間が長いので、様々な場面を目にします。 このところ便が黒いので、予備検査して貰うために検査室の前に座りました。 昼過ぎで休憩時間に入っていたのですが、高齢のご婦人が近くにいました。 当方と同じく検査待ちの模様。 ご婦…

◎電車が怖い

◎電車が怖い 駅や電車が嫌いなのは、幾度か構内・車内で狭心症や心不全を発症しているからです。 駅の構内や新幹線の中だと、救急医療まで繋がるのに、40分以上かかります。 この「本格発症後40分」は心臓病の患者にはデッドラインで、これを過ぎると、…

◎危険な兆候

◎危険の兆候 20日の受診は夕方からの予定でしたが、昼頃から異常を感じ始めたので、早めに行くことにしました。 症状はこれ。 ・歯が痛くなる。ちなみに神経を抜いた歯です。 ・鳩尾が重くなる。 こういうのは典型的な狭心症の症状です。 特記すべきは、病…

◎通り過ぎると少し楽

◎通り過ぎると少し楽 循環器系の疾患で不思議なのは、通り過ぎると楽になることです。 狭心症だと発症後5分くらいで収まり、その後は何とも無くなります。 今冬は既に3回くらい発症しましたが、グラグラと来た後に半日すると、かなり体が軽くなっています…

◎咄嗟の時には何も出来ない

◎咄嗟の時には何も出来ない 最近、体調があまり良くなく、机に座っていられるのは30分程度。 昨夜も早々に階下に下り、家人に告げたのです。 「もし、俺が急に静かになっていたら、救急車を呼んでくれ。意識が無くなったら30、40分以内に治療を始めな…

◎「もういいです」

◎「もういいです」 病棟で横になっていたら、遠くのほうで医師と患者が話をしているのが聞こえた。 病棟は30人くらいがひとつのフロアにいて、朝の問診の様子がつつぬけになる。 このため、誰がどんな状態かも丸分かり。 どの人が何の感染者かということも…

◎今日の耳学問 心臓病

◎今日の耳学問 心臓病 病院の食堂で、隣の席の人たちが話しているのを耳にしました。 ま、知らない人というわけではないので、聞いた内容を記します。 女性(外見は65歳くらいだが50台らしい)は、最近、心筋梗塞になり、かろうじて命は助かったとのこと…