日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎少しく解放される(530)

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令和二年九月二十一日撮影

◎少しく解放される(530)

 閃きがあったので、朝から神社に参拝した。

 今は心身ともにスッキリしているから、「しばらくは平穏に暮らせるかも」と感じたのだ。

 おそらく数日の間だろうが、「夏目漱石症候群」から解放されるかもしれん。

 「夏目漱石症候群」とは、死期の迫った者が観る妄想や幻覚のことで、本人にとっては現実と区別がつかない。たまに不可解な現実も混じるから、正確には「妄想や幻覚や現実を観る」という表現になる。

 本人もそれがほぼ「妄想や幻覚」だと分かっているが、目前の死神はリアルに存在しているし、時々、「絶対に説明のつかない現象」が混じるから始末に負えない。

 

 若く健康であれば、そんなのは見ずに済むわけだが、もはやそういう時代のことを忘れてしまった。

 いずれにせよ、これから幾日かはごく普通の生活を送れる。

 

 これが参拝を始めて五百三十日目になるから、あの「二人連れの死神」に会ってから五年経っている。その間、心身ともに弱っていた私を助けてくれた、神社猫のトラはもうこの世にいない。

 この世ならぬ者を見るようになり、一年以上持った者は稀だから、おそらく新記録を更新しているだろうと思う。