日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎咄嗟の時には何も出来ない

◎咄嗟の時には何も出来ない
 最近、体調があまり良くなく、机に座っていられるのは30分程度。
 昨夜も早々に階下に下り、家人に告げたのです。
 「もし、俺が急に静かになっていたら、救急車を呼んでくれ。意識が無くなったら30、40分以内に治療を始めないとそのままお陀仏だから」
 でも、家人は外人だし、そういう経験が一度も無いし、きっと慌てるだけ。私だって、事務所荒らしにやられた時には、「110」をプッシュするのに、5度くらいやり直しました。
 外人でなく普通の奥さんだって、ダンナの具合が悪くなってから救急車を呼ぶまで、それなりに時間が掛かりそうです。
 私の田舎では、「他人目(ひとめ)が悪い」という理由で、家族がなかなか救急車を呼んでくれず、病人をタクシーに乗せて運んだりする例が多いらしい。ま、そのうちの何割かはそれが原因であの世行きです

 そこで、いつも胸ポケットにニトロ錠剤を入れておくことにしました。一番、役に立つのは腕のサポーターに挟んでおく方法ですが、生憎、サポーターが見当たりません。
 ペンダント式だと、発症してから取り出そうとしても出来ないことが多いのです。財布ももちろん、ダメ。間に合わない。

 それでも、幾度かの経験から、予兆が分かるようになっています。これは、これから具合が悪くなるだろう人にも役に立つと思います。

 〇傷んでいない歯が痛くなる。
 治療したことの無いきれいな歯がズキズキ痛みます。鎮痛剤が必要なくらいですが、これが発症3、4日前。

 〇手足が理由無く痛くなる
 太股から足先まで、ズキ-ンと傷みが走ります。筋肉ではなく骨の近く。

 〇脇の下が痛くなる
 左右いずれかの脇の下が、これもズキーンと痛くなる。

 〇鳩尾が重くなる
 「痛くなる」のではなく、みしっと「重くなる」です。
 ほとんど発症直前の1、2日前。

 〇首の付け根が重くなる
 肩凝りの酷いヤツみたいな感じに、首の付け根がずしっと重くなります。
 最後の「重くなる」がどんどん強くなるのが本番です。
 
 注意が必要なのは、「人によって出方が違う」ことで、上記の「いずれかの自覚症状」が現われること。
 もちろん、生死に係わるまで進行せずに、軽い狭心症で済むことも多いです。このため、前駆症状が「心臓病」だと気付かないことが多い。
 また、心臓病の特徴は、5分くらいで治まり、それが通り過ぎると平気になることです。
 怖いのはここで、症状が消えたからと言って「治った」わけではないので、気をつける必要があります。
 一発でアウトになる人は、周囲に経験者がおらず、「心臓が悪いのかも」と疑ったことのない人が多いです。

 昨夜は「ちょっとヤバいかも」と思っていたのですが、居間のカーペットヒーターの上で寝入ってしまい、目覚めた後は、かなり落ち着いています。
 でも、もちろん、治ってはいないので、ここ1、2ヶ月のうちに幾度か発症するし、そのうちに「本番」が混じることもあるとは思います。

 一番の敵は「焦り」で、何も出来ない日々が長く続くと、焦りから「線を越えてしまいそうになる」ことです。
 多方面に不義理をし、原稿に穴を開けても(苦笑)、「まずはヤマを越えて生き残ることが先決事項だ」とじっとしていることが肝要だろうと思います。
 我慢しても僅か数ヶ月のことで、その間に持ち直すか、くたばるかのいずれかはっきりします。