日刊早坂ノボル新聞

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(日高・飯能) 高麗神社26回目の参拝/百日

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家人が「お祈りしたいことがあるから、今日も高麗神社に行きましょう」と言うので、今日も参拝に行きました。
ダンナの私が26回目で、家人はたぶん8回目くらいです。

手を合わせた後、家人がぼそっとひと言。
「昨日。お兄さんが死んだ」
義兄が心筋梗塞で入院したことは聞いていました。
それから2週間ほど経っていますが、経過が悪く亡くなったとのことです。

家人と義兄は折り合いが悪く、いつもケンカばかりでした。
30前に大学工学部の教授になったのに、真面目に働かず、すぐに退職。
その後は、20年以上ぶらぶらしており、親族や知り合いにたかって生活していたようです。
私も家人も、義兄の家族にはだいぶ搾り取られました。
挙句の果てに、家人名義の土地を勝手に売り飛ばそうとしたので、それ以来は疎遠になっていました。
正直、ひどい男でした。
私は何度か家人の国に行きましたが、最後の頃は、「俺の前にあの男を連れて来るな。殺したくなる」と言い付けるほどでした。

しかし、仲が悪くとも、兄は兄です。
「国に帰って、葬式に出ればいいよ。すぐに手配するから」
そう言うと、家人は首を横に振ります。
「飛行機代のお金を、葬式費用としてあっちの家族に送る。長く入院したから、入院費用がかかるけれど、そっちは弟が送ることになった」
「血は水よりも濃い」と言いますが、憎悪に近い勘定を抱いていたのに、やはり兄は兄です。
家族のことなので、ダンナのほうは、あまり口を出さないようにしました。

義兄は、元々高血圧の持病があったのに、尋常でないくらい酒と煙草漬けでした。
家人(妹)でも、「死ぬのは勝手だが、家族に借金を残さないように、保険には入っておけ」ときつく言うほどでしたが、やりたい放題のままだったようです。

画像は、高麗神社のご神木の根元です。
私が撒いている厄銭の他、小銭が見えますので、誰か他の人も私と同じ厄払いをしているのでしょう。