日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

(日高・飯能) 猫の本名は「トラちゃん」でした  (119日目)

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家人の姪が来日しましたので、普段行き慣れている飯能名栗から日高まで案内しました。
名栗は大松閣。週末に思い付きで訪れても、食事と温泉を楽しめます。
最初の予定では、山の茶屋で食事をした後で、温泉入浴。その後で鳥居観音を見物するというコースを設定していたのですが、温泉を出たところで既に4時過ぎでした。
鳥居観音は見れずに、名栗を後にしました。

帰路は必ず日高を通りますので、高麗神社に参拝しました。
雨の後でしたので、コマちゃんはいないかと思っていましたが、境内の隅に座っていました。
ビデオの傍にある長椅子の近くでしたので、助かります。
あまり目立たないですし、座れます。

コマちゃんの周りには、あの茶色猫がつきまとってます。
よく見ると、キャンタマがついていたので、コイツは雄猫でした。
なるほど。一所懸命、コマちゃんを口説いているわけですね。
なら話は簡単だ。
「このやろ。近くに来るな。うるさく鳴くな!」
他の参拝客が少ない時には、威嚇して遠くに追いやります(笑)。
お客さんがいる時には、乾き物を遠くに放りました。
何か食っていれば、うるさく鳴くことはありません。

椅子に座って眺めていると、コマちゃんが自ら当方の膝の上に乗ってきました。
「119日目にして、ようやく・・・」(涙)
信頼して貰えたということです。

家人と姪が高麗住宅から戻って来た頃には6時近く。
「そろそろ帰る?」
「そうだね」
そこに、上品なご婦人が現れました。
どうやらコマちゃんのご主人らしい。
コマちゃんの帰りが遅いので、迎えに来られたとのことでした。

家人がその人にお礼を述べます。
「いつも主人がお世話になっております」
この辺、外国人なので、少し言い回しが変です(苦笑)。
「ここに来るお客さんはコマちゃんと呼んでいますが、この子の本当の名前は何ですか?」
「トラって言います」
なるほど。よく見ると、背中は縞々模様でした。
このご主人の愛情をふんだんに浴びて育ったので、トラちゃんは上品なのでした。

ご主人とコマ(トラ)ちゃんが去った後、家人と話しました。
「いつもあの子はきっかり5時に家に帰る。それが6時まで戻って来ないので、ご主人が心配して迎えに来たということだね」
コマ(トラ)ちゃんに会いたかった参拝客は他にも来ていたらしく、家人によると「オバサンたちが何人かうろうろしていた」とのことです。

謎は解けたけれど、「憧れのあの人は隣国のお姫様」みたいな感じで、手の届かない存在でしたね。
しかも、幸せに暮らしてます。
何となく、少し寂しい気もします。