日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

ある病院にて

今月の通院週間が始まり、病院に行きました。
採血の際に、看護師の顔ぶれを見ると、前回の「なりたて看護師」の顔が見えました。
前回、この看護師は当方の血管を捜し当てられず、5、6回針を打ち直した後で、「反対側の腕でもいいですか?」とのたまわったヤツです。
「ま、5人も並んでいりゃ、コイツに当たることはないよな」
番号の表示を注視していましたが、どうやってもコイツには当たらない順目になってます。
安心して外を見ていると、3人くらい前から動きが止まってしまい、なんとコイツに呼ばれてしまいました。
「ヘヘヘ。ま、人生こんなもんだ」
笑いながら看護師の前に行きます。
看護師は目の前のオヤジジイがへらへら笑いながら腕を出すので、少しぎょっとした模様です。
最初から前回の腕を出し、「左にしますか?」と訊いてみると、「いつもはどっちですか?」と訊き返して来ました。
「普段は右腕です」(あんた以外は、だけど。)
ではそっちに。

看護師は何度も血管の辺りに触れると、「この辺ですか?」。
また針を刺した後で、上に下にと血管を探り始めるんじゃあ?
ところが、おっかなびっくりの手つきの割には、1回で入りました。
なるほど。新米看護師でも、毎日何百人も打っていればそれなりに上手にはなるわけです。
「そりゃそうだよな」と言葉に出すと、看護師が「はい?」と反応しました。
注射が下手な新米看護師は、えてして可愛い子が多いのですが、この子も可愛らしい顔をしていました。
前回は気がつかなかったけどね(それどころではなくて)。

検査と治療があるので、1つの診療科でほぼ半日かかり、かけもち受診は出来なくなりました。
この1か月内で「あと1ポイント悪化したら手術 」と3つの診療科で言われてしまいましたが、ま、オヤジジイはこんなもんです。
「へらへらと前進」をモットーに、受け流して行こうと思います。
昨年、医者に「悪けりゃこれくらい」と「余命」を告げられたのですが、今はその期日から4日を超過しました。
今は「生後4日」と同じ意味ですわ(笑)。
なんとか、これが1歳3歳と増えるように、頑張らずに、苦難をひゃらひゃら受け流して行こうと思います。

ちなみに、次に書く病院話では、やはりこの看護師をイメージしたキャラを登場させるつもりです。今の新米看護師の名前をもじって使うつもりですが、さすがに病院の場所は替えます。
ヘタクソな医師が多いことで有名な某県のあの病院にしてやろう。