日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

三分の利

「相手に100%非があって、どうやっても自分が勝てる」
こういう時は、逆に「相手の言い分に3分だけ耳を傾けよ」と言います。
「3分」は「さんぶ」と読んでも、「さんぷん」と読んでも構いません。

嵩にかかって攻めすぎると、追い詰められたネズミは猫に手痛いしっぺ返しを放ちます。
ソコソコのところで、少し認めてあげればよいのでは。

辞任が決まった今、「まだ解明されていない」と叫ぶのは、その人が満足していないということだけですよ。
私利私欲をもちこむのとなんら変わりはありません。
問題はマスゾエ氏ではなく、政治資金規正法です。

マスゾエ氏は「法に触れない」と思ったからそうしているわけで、実際、今の法には触れません。
悪事を働いたわけではないのです。

マスゾエ氏はけして「悪人」ではない。
多少、身勝手な研究者だってことですが、研究者は身勝手でなくては何一つなしえないのです。

個人攻撃に終始するのではなく、「どうしたら良くなるか」の方に視点を転じないと、ただの悪人探しに落ちてしまいます。