日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎気は心

◎気は心
 スーパーに行き、買い物を済ませた後で、別会計のパン売り場に寄ったのです。
 ちょうどお昼時で、菓子パンが山積みになっていました。
 2段3段どころか、5段重ねになっているものもあります。
 心の中で「これじゃあ、手元のあやしい爺さんなら、山を崩してパンを落とすよな」と考えました。
 ちょうどその山が買いたいパンでしたので、それをトンクで挟み取ろうとしたのです。
 しかし、ひとつを取ったら、その隣のパンがころころと転がり、床に落ちてしまいました。

 「ありゃりゃ。手元のあやしい、『そそっかしい爺さん』とは、まさにオレのことだよ」(ため息)
 当方が落とすところを、目の前で店員が見ています。すかさず、「それもお勘定に入れてください」と告げました。
 すると、その店員は「それは結構ですよ」と言って微笑みました。
 ま、従業員教育で、「この場合はこうする」としつけられているのでしょう。
 それでも、2、3度小首を傾けて、「結構です」と言った表情のステキなことステキなこと。思わず、「萌えええ」としてしまいます。

 これが、逆の時もありますね。
 産直センターで、レジのババアが客が一人しかいないのに、袋入れをしない。それどころか、レジ袋を投げて寄こす、とか。
 コンビニ店員が、「オヤジの手には絶対触れたくない」とばかりに釣り銭を上から落とす、とか。
 腸が煮えくり返ります。

 ま、自分で「しくじった」というマイナス思考が働いているところに、それを救済して貰ったので、喜びが2倍になっているのかもしれません。
 病院では、患者は病気に痛めつけられているので、看護師さんの何気ないひと言で、その人が天使に見えたりします(男女とも)。
 こういう心理をうまく使えば、人間関係がスムーズになりそうではあります。