日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第246夜 死亡の塔

土曜の深夜に観た夢です。

気がつくと、どこか建物の中にいる。
壁が石と漆喰で出来ており、中は薄暗い。
「ここはどこなんだろ」
考える間もなく、廊下の向こうに、兵隊のような恰好をした男が現れる。
「いたぞ!」
男は機関銃のようなものを持ち上げ、急にダダダダと乱射する。
撃たれては大変なので、走って廊下を曲がる。

廊下はいくつも交差しており、迷路のようだ。
端まで走ると、テラスのような場所があり、そこに出て見る。

「高い」
どうやら五重の塔のような建物らしいが、高さが半端ではなく東京タワーのよう。
(我ながら、「発想が東京タワーとは古い」と考える。)

「どうやってここを出れば良いのだろ」
中は香港のモンコクか、シンガポールのパラダイス・アレイを思い出すような迷路だ。
おまけに、いきなり銃を乱射して来る奴らまでいやがる。

右往左往していると、階段がある。
下に向かう扉はロックされているので、階段を上がってみた。
上の階も、同じような廊下。
「また迷路かあ」
ひとまず、前に進んでみる。

過度をいくつか曲がると、廊下に人が立っている。
「すいません。ここからはどうすれば出られるのですか」
(この危機的状況で「すいません」と呼び掛けるのは、「さすが日本人だ」と思う。)
男が顔を向けると、顔の半分の肉が削げ落ちていた。
「うわあ!」
男がこちらに手を伸ばし、よろよろと近寄ってくる。
男の口からはよだれが垂れている。
「うわあ。死霊じゃん」
(「ゾンビではなく、死霊だよな」と考える。)

齧りつかれてはたまらんので、走ってそこを逃げる。
廊下を曲がると、あちらこちらに死霊が立っている。
しかし、幸いなことに、兵隊と違って、死霊は動きがスローモーだ。

「何年か前から、走るゾンビの映画が作られたが、代謝が機能していないのだから、エネルギーを力に替えることが出来ないはず。すなわち、「走るゾンビ」は理に合わないよな」と、この場にそぐわないことを考える。

下が兵隊野郎で、この階が死霊。
これじゃあ、別の階もろくなことはなさそう。
しかし、ちょっと探せば、色んなところに出られる階段が見つかるような気がしてくる。

「この死亡の塔をはやく抜け出さないとね」
上の階には、バスケ選手のジャバールだかが立ってたりして。
(そりゃ死亡遊戯か?)

ここで覚醒。

「どこをどうやっても大ピンチ」の夢を頻繁に観ます。
目覚めた後はストレスが消失しているので、悪い夢ではないのでしょう。