日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎古貨幣迷宮事件簿 六月期処分品(続きR20-29)

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六月期処分品(R20-R29)

◎古貨幣迷宮事件簿 六月期処分品(続きR20-29)

 画像を撮影しているので、なかなか捗らないのですが、明日まで出来得る限り継続する予定です。

 「目寛見寛座 明和四年銭四年銭鋳写母」は少々値上げしました。

 原母群のひとつだということがはっきりして来たので、気付く人が手を挙げるまで、毎回少しずつ値上げする予定です。製作の分かりよい品で、美銭でもあり、まだ半値のつもりです。舌千大字よりはるかに希少品。

 きちんと八戸銭を見たことがないと、進貝宝無背に見えてしまうのですが、書体がまったく違います。正直、これを発見した時には、順次、拓影重ねをしました(苦笑)。

 型の大小が著しいのと、細かい変化が多々見られることから、製造過程のどの段階かで粘土型に近い段階が入っていると思われます。

 

 絵銭を集めている人は少ないようですが、寛永銭は写しから始まることが多いのですが、絵銭では木型より新規に型を起こしたものの方が多くなります。

 違いは簡単で、通貨であれば何百万枚、何千万枚を製作することが前提になりますが、絵銭はせいぜい数百枚から数千枚程度だということです。