日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

良くなった自民党

今日26日の自民党総裁選を見た感想です。
石破氏は予想以上の健闘を見せ、「あと一歩」のところまで到達しました。
5年前と言わず、半年前にも想像しにくかった事態です。
この人が時折見せていた三白眼も、今はなりを潜めています。印象が改善され、風格すら感じます。
誰か政治コンサルタントでも近くに置いたのでしょうか。
 
選挙後のコメントを聞くと、各人ともさすがに演説は上手です。
政策のコンセプトは候補者間で違いが無かったため、「結果が出ればノーサイド」も至極納得できます。
やはり在野の3年間は無駄ではなかったようですね。
 
メディアは基本的にバカなので、早速、「地方票が反映されていないと辞任する県支部長も出た」といったニュースを流しています。
人の気を引くのが商売とはいえ、本当に揚げ足取りです。
この後は、安倍・石破体制で、石破氏が副総理や防衛大臣などの重要なポストにつくことは間違いありません。
さらに、安倍氏がひっくり返った時には、石破氏が後任となります。
よって、過半数の地方票に反する総理となったことで、四の五の言う必要はありません。
この後、4年間は自民党政権で、安倍氏から石破氏に向かう基調路線が出来ました。
 
今の安倍氏はしたたかで、維新との連携を示唆しつつ、距離も置いています。
維新とははっきり境界線を引く石破氏の健闘で、「利用はするが距離を置く」方針が固まったことでしょう。
 
今回の結果を見ると、やはり「政権交代は必要だ」ということがよくわかります。