日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎4割が決めていない

◎4割が決めていない
 週末は不在なので、明日、不在者投票をしに行くことにした。
 ところが、私の選挙区は、自民党希望の党共産党の各一人しか出ていない。
 自民党希望の党は、その実、両方とも中枢部は日本会議だ。
 日本会議保守主義民族主義を標榜しているが、「教育勅語が良い」と言うところを見ると、ノスタルジアを利用するだけの偽者だと思う。
 「敗者の哲学」を堅持するなら、何度やっても米国には勝てない。
 米国に勝てる国づくりを目指すことこそ本当の民族主義だ。

 となると、今回入れるべきは共産党ってこと?
 おいおい。
 4割が投票先を「決めていない」と言うが、要するにこういう状況なのだろう。

 ところで、もし籠池氏が安倍夫人との会話の録音テープを持っているとする。
 籠池氏はあの通り用心深い性格だし、さらには総理夫人とやり取りすることは「嬉しくて仕方が無い」事態なのだから、記録を採って置こうとしたとしても不思議ではない。
 たぶん、何がしかの物は持っている。
 しかし、録音は最後の切り札なのだから、まず外に出すことは無い。
 これまでは、「持っているかも」と思わせるだけで十分だった。

 ところが、安倍総理に「詐欺師」と呼ばれたことを知ったら、籠池氏はいよいよ再起を諦めてテープを出すかもしれない。
 ま、検察が既に押収しており、そのまま握り潰すことを知っているから、安倍総理の「詐欺師」発言になったのかもしれないが。
 選挙妨害に抵触するかもしれないから、メディアに回っても報道されない可能性が高い。
 それでも、ネット情報の伝播は避けられない。

 もし籠池氏が総てを諦め、「出せ」と伝えるとすると、一番の頃合は水曜日くらい。
 3日間では対応のしようが無いからだ。
 この場合、「全部が嘘だった」という証明になり、自民党が大敗する。
 そろそろ出し頃だよ。籠池さん。
 出せば、もちろん、再起は不能になるが、「詐欺師」のままで終わっていいのか。
 嘘つきたちをこのままはびこらせていいのか。
 
 安倍総理は「木の葉が赤くなるのもアベノミクスの成果」といわんばかりの論調だ。
 もし、このまま迂闊に自民党を勝たせると、「国民の支持を受けた」と胸を張り、また好き勝手やり始めると思う。
 総理や大臣が海外に行くと、その都度、何百億、何千億とばら撒いて来る。
 そして帰国するや否や、「国の赤字が」と言い始める。
 北欧諸国は経済力では比べ物にならぬほど小さいが、しかし大学まで教育が無償だったり、生活に十分な年金が貰えていたりする。
 政治家は所得税や消費税の税率の高さだけを言うが、給付の方は全然違う。
 本当に違う。
 その国に20年住んでいるだけで年金の給付資格が生じたりする。むしろそちらが欧米水準だ(正確にはこれは英連邦だが)。

 経済大国を気取って、無駄なところに金をばら撒き、「ええ格好しい」をするから、負担だけが増えると思う。

 ちなみに「教育無償化」は民主党が政権を取ったときの公約だ(正確には高校無償化だが)。
 今はそれとほとんど同じことを自民党が言っている。
 末路はどうなったけな。