日刊早坂ノボル新聞

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◎自民党しくじる

自民党しくじる

 23日参院の籠池喚問では、最初の自民党議員の質問をひと言で言えば、「コイツは悪辣で、ズル野郎。だから一切信用できない」という主旨だった。
 ところが、もしそれが事実なら、その詐欺師の「申請をなぜすんなり通したのか」ということになる。
 すなわち、誰かが手助けしないと、到底、認可など下りない状況だったからだ。
 政治家の圧力や役人の忖度が無ければ、あれは出来なかった、という意味になるから、結果的に自分で墓穴を掘っている。
 安倍総理と夫人はともかく、「誰か」は確実に関わっている。
 相手のエラーや瑕疵を突けば、自分サイドが浮き上がるという図式だったのだが、こんな風に自らが掘った穴に落ちることもある。
 この議員は舌鋒が鋭いことで評判らしいが、これでは評判倒れだ。鋭いのは語気だけ。

 ま、迫田局長に数週間の時間を与え、じっくりと言い訳を考えさせたのだろうから、明日は迫田氏本人が「もっともらしい言い訳話」を作って来るだろうと思う。
 籠池氏は、認可を貰うためにズルを重ねたが、それに騙されるほど役所は甘くない。
 さて、どんな詭弁を持ち出すことやら。
 FAX1枚でぶっ飛ぶ話だろうが、明日も楽しみ。

 これら総てが、稲田大臣の対応の拙さから始まったことだ。
 うっかり籠池氏を指し、「お前など眼中に無い」を態度で示したことから、当人の心を著しく傷つけた。
 そのため、国会で虚偽答弁をする羽目となり、次期総理候補どころか、自身が無能であることを証明した格好になった。
 自民党にはもう少し頑張って欲しいが、この大臣だけは要らない。
 早く大臣と国会議員を辞めてくれ。
 稲田氏の顔がテレビに映る度に、支持率が1ポイントずつ下がると思う。