日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎「森友」 今後の展開の予測

◎「森友」 今後の展開の予測 (もちろん、空想・妄想です。)
 まずはポイントの整理から。

1)森友学園への寄付の有無
「総理夫人が寄付を行っていない」 → 「ない」と答える。
「寄付を行っていた」       → 「ない」と答える。
 要するに、総理サイドは、必ず「ない」と答える。

2)「総理自身は関与していない」と答えた
 菅義偉官房長官は記者会見で「首相は自身でも、昭恵夫人や事務所、第三者を通じても寄付をしていない」と否定した。
 → 「総理自身は関与していない」ことの言明に過ぎず 。

3)総理夫人の関与
 菅義偉官房長官は「念のため夫人個人が行ったかどうかについても現在確認している」とコメント。
 → 総理と夫人は別だという布石。夫人は「私人」という政府見解が出ているので、何があっても「私人としてのものだった」と言える。

4)総理夫人自身の説明
 昭恵夫人は「27年ということであれば全く記憶にない。領収書も確認し、同行者にも聞いたが、そんなことはない」と否定した。
 ・「記憶に無い」→ 記憶には間違いがある、という言い訳への布石。
 ・「領収書」  → 籠池氏に「不要だ」と言ってある。そもそも存在しない。
 ・「同行者に聞く」→ 第三者は見ていない、という意味。
 すなわち、コメントは実質的に「そんな証拠はないだろ」という意味だ。
 
 もはや語るに落ちており、夫人は寄付を渡している可能性が高い。
 ただし、総理が承知していたかどうかは不明。
 たぶん、奥さんはダンナさんに言っていない。

5)籠池氏は「国会で話す」としている。
 単純な虚偽ならわざわざ証人として出る意味は無く、自らが破滅するだけだ。すなわち、まだ「隠し玉」を持っている。

 コンサル業界での常識で言うと、交渉・会談の際には、必ずボイスレコーダーを携帯する。
 <ちなみに私の場合は常に2台か3台(携帯型、手帳型、万年筆型)を持っていた。>
 すなわち、この場合の「隠し玉」は、籠池氏と夫人との会話の録音音源だ。
 寄付行為自体は別に問題ないが、問題は総理が「否定した」ということ。
 安倍総理は、自身と夫人(私人)とを区分する姿勢を示しており、もし露見した場合でも、「私は知らなかった」と言う。
 しかし、既に国会の場で「一切関係が無い」と言っており、これまでの説明にはっきりとした「ゆらぎ」が生じる。

 籠池氏の張った罠はそこだ。
 国会の証人喚問の場で、総理に「妻を含め、一切関係が無い」ともう一度言わせる。
 そこで、音源テープを公開すれば、総てが虚偽だったことになり、その瞬間、安倍内閣が崩れ去る。
 今や籠池氏は、「バンザイ突撃」をしようとしているわけだ。

 寄付行為自体は別に違法でも何でもないから、今の時点で総理サイドが肯定すれば、そこで一件落着になる。
 その後の関心は、誰がどう8億円の値引きをリードしたかに移る。

 籠池氏はそれでは我慢できないので、イ)自らが国会に出るための工作を行い、ロ)国会で証拠を出す、という作戦を立てた。
 イ)はもちろん、野党の調査委員会を自宅に呼ぶことで、その目論見の通り、自民党が証人喚問を承認した。「籠池氏は証拠を持っていないから叩ける」と思うからだ。
 しかし、この段階で「隠し玉」を出すバカはいない。
 出すのは本番でだけ。

 今はひた隠しに隠しているが、もしその証拠の存在を察知すれば、黒幕側の「誰か」はいくらリスクが高くとも、籠池氏の口を封じるしか手が無くなってしまう。
 籠池氏が「もはや仲間ではない」ことを宣言した今、黒幕が口封じをためらうことはない。
 これがプーチン大統領なら、2月の第一報で即座に暗殺している(冗談です)。

 とまあ、陰謀論ほど楽しいものはない。
 ただの「ごたく」で、妄想なのだが、これまではその妄想どおり、もしくは妄想以上の展開で進んでいる。
 ひとつ確実に言えることは、「籠池氏は必ず隠し玉を持っている」ということだ。

 繰り返し書くが、共謀法が出来ると、こういう妄想をブログに書いただけで、警察が逮捕できるようになる。国民は政府中枢にいる者と警察に支配されるようになってしまう。
 それでいいのか。