◎ヘタなお笑いより笑える
安倍総理談「憲法を改正して、教育を無償化する」
これに似た例を挙げると、こんな感じだろう。
終電まであと30分。男が女性を誘う。
「俺と一緒にホテルに泊まろう。シャワーが浴びられるし、ベッドでも寝られる」
あと10分で決めようね。
さて、その女性が自分の娘だったなら、親はなんて言うか。
「シャワーを浴びるのは良いこと。清潔で居られる」
「ベッドでゆっくり休めば、疲れが溜まらない」
もしこう思うなら、バカを通り越している。
男の目的は、シャワーを浴びることでも、良く眠ることでもないわけで。
まずはホテルの個室に、女性と一緒に入ること。
その次に何が起きるかは言わずもがな。眠るどころではない。
そもそも、教育を無償化するのに、憲法を変える必要はない。
ただ、そう決めれば良いだけだ。
あのドアホ民主党政権だって、憲法を変えずに高校を無償化した。
安倍総理は、本当に詐欺師のレトリックを多用する。
「共謀法が無いと、オリンピックを開けないんですよ」
選択肢を提示して、1つは不味い事態、もう1つはそれより少しましな境遇、の「いずれかから1つ選べ」と言われると、人は本能で「ましなように見える」方を選ぶ。
これは暴力団の使う典型的なレトリックだ。
ちなみに知らない人が大半だと思うが、暴力団は「てめえこのやろ」「ぶっ殺す」みたいなことはけして言わない。
(ま、知らない方が幸せだが。)
常に「どっちが得をするかよく考えてみようね」だ。
いつも書くが、この手の人種で最も被害を受けるのは、すぐ傍にいる人だ。
身内や支持者は「こいつが裏切った時」のことを想定しておく必要がある。
籠池氏を見れば一目。
自分に役に立つかどうかで、人を量るから、役に立たなくなればポイ。
安倍氏は「TPPに賛成するか」と問われれば、今でも「反対です」と言うだろうと思う。
たぶん、理由は「農家の皆さんの心情を慮って」だろうが、そんな言葉を行動であらわしたことが一度も無い。
この人が総理なら、大概の嘘は大丈夫だ。
そういう意味では、今後は自信を持って嘘を吐ける。