日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

(日高) やはりトラは待っている (194)

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体調が今1つで、昨日は終日横になっていました。
今は病院に行っても、何が出来るわけでもないので、改善されるのを待つだけです。
「そのまま入院」てな事態もありで、そうなると長く居る羽目になってしまいます。

「しかし、今日は買い物に行かないと」
出掛けようとすると、家人がダンナに目を留めました。
家人は風邪で、この日は仕事を休んでいます。
「調子悪いんだから、トラちゃんに会いに行ったらダメだよ」
「そんなの当たり前だろ。夕方から寒くなるんだもの」

しかし、外に出ると、すぐに気が変わってしまいます。
「寒い中を、トラがオレのことを待っているかも」
神社はそんなに遠い所でもないし、行ってみるか。
このところ、夢見が最悪なので、神さまに悪夢を引き取って貰おう。

駐車場には他に車がいませんでした。
車を降りると、遠くからトラが走り寄って来ます。
「おお。やはり居たか」
煮干しと鰹節を少量だけ与えました。
最近は、鶏のササミなど肉をまったく食べなくなっていたのですが、この手のは食べますね。
さすが、年齢が上がって来ると、こってり系はダメになります。
気が付いてよかった。

「拝んで来るからちょっと待ってな」
神殿に向かいます。
「いつもどうも有り難うございます。人事は自分の努力で何とかします。悪霊と悪縁は神さまの領域なので、そちらは引き取って下さい」
ここは背中に背負った悪いものを下ろすつもりです。

境内を出て駐車場に向かうと、巫女さんがトラの傍に居ました。
「じゃあ、オレの方は遠慮しよう」
トラが風邪を引かないように、次からは少し早く来ようと思いました。

最近のトラは、「寒いんだから、早く帰りな」と言うと、「ニャア」と返事をして境内を去ることがあり、まるで言葉を理解できるような振る舞いをします。