日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

(日高) 菊花展にて  (326)

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家人は趣味で菊を育てています。
「いずれ展覧会にも出したい」と言い、秋には各地の菊の展覧会を見に行きます。
今年も菊のシーズンですが、生憎、風邪を引いて寝込んでいます。

「それじゃあ、俺が替わりに行き写真を撮ってきてやるよ」
昨日は高麗神社に遅く行ったので、展覧会場は閉まっていました。
今日は祝日だし、多少は遅くまで開いているかもしれません。

境内に入ると、やはり参拝客が沢山いました。
鳥居の下にトラもいたのですが、他のお客さんに頭を撫でて貰っています。
おやつ配給人の私を見つけると、トラはせっかく可愛がってくれるお客さんを振り切って、こちらに来ますので、なるべく顔をそむけて手水場に行きました。

手水場では神社の女性がお掃除をしていました。
私の顔を見ると、「こんにちは」と笑顔で挨拶してくれました。
何となく、私のことを知っていそうな素振りです。
手水場を離れ、後ろを振り返ると、その女性がトラの写真を撮っています。
ここで思い出しました。
その方はトラの面倒を見ている人で、たぶん、飼い主ですね。
前に一度、ご挨拶をしたことがあります。
家人はその方のことを「トラのご主人」と呼んでいました。

「なあるほど。やはりトラは飼い猫なんだな」
安心したような、残念なような、複雑な気持ちがしました。

神殿では「いつもどうも有難うございます」とお礼を祈念しました。
どうやら、これが神さまの前で祈る正しいやり方のようです。

帰路、鳥居下に戻ると、トラの周りにはお客さんがついていました。
「トラちゃん」「トラちゃん」と呼びかけています。
この猫はさすが神社のアイドルで、名前もよく知られているようです。
客が引くまで待っていようかとも思いましたが、「まあ大丈夫だろう」と思い直し、そのまま帰宅しました。

菊の花の写真を撮ろうとすると、デジカメが電池切れに。
家人のために、改めてまた行かねばならなくなりました。