◎ついに未来社会の到来
もし不動産屋が大統領になったら、稟議段階の開発計画を知り、事前に土地を買収したりすることは簡単に出来る。自分の息の掛かった人間にやらせればよいので、自分が職位にあるかどうかは関係ない。
それどころか、計画そのものを自分の都合の良いように書き換えることが出来る。
そうなると、国家予算規模の金を懐に納めることも、絵空事ではなくなる。
要するに、これからアメリカは「少数の個人の所有物」になって行く、ということではないか。
資本主義の行き着くところはこれで、ごく少数の支配層(「王族」)と、それを補佐する「貴族」が国を運営する。中間層はなく、大多数がトップの言うがままに従わされる貧民となる。
50年代のSF小説が思い描いた未来社会が、ついにトランプ政権で実現される。
きっとSF作家が思い描いた姿よりも、かなり劣悪な社会だろう。
もし排除するとしたら、トランプは最後でよい。
この人に資金援助した者が本物の悪なので、そっちを総て炙り出した後で、一番奥の者を倒す必要がありそう。支援者にはあのIT企業家よりもさらにもう一段奥がいるような感じがある。