日刊早坂ノボル新聞

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◎統計学の専門家がロト7に真面目に取り組むと

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統計学の専門家がロト7に真面目に取り組むと
 現在は小説を書いている私ですが、元々は社会学の研究者で、主に社会統計学を主戦場にしていました。
 私は寝付きが悪く、眠りも浅いので、何かしらの就眠儀式が必要になります。
 無駄なことや、趣味で頭をほぐす必要があるのです。
 そこで数ヶ月前に、「ロト7を解析してみっか。うまく眠りに就けるかもしれない」と思いついて、分析を始めてみました。
 ま、基本は抽選によって決めるものですので、「ランダム(不規則)な結果になるだろう」と思うわけですが、しかし、森羅万象には、仮に見かけであっても、何らかの規則性を見出すことが出来るものです。
 
 ロト7は、抽選確率で言うと、「まずは当たらない」くじで、ジャンボ辺りよりも期待値がかなり下がります。元々、宝くじの当選金の期待値など、どこまで行ってもゼロですが、それにしてもロトは困難を極めます。
 無作為に数字を選んで買うとして、百口買っても、末等の6等が偶然当たることは稀です。
 ま、胴元のテラ銭が半分くらいですので、かなり高率になっています。
 この辺は、「上前の跳ね方としてはちょっとあこぎじゃないか」とクレームをつけても良いと思います。
 何せ、競馬の控除率の2倍近い率ですし。

 ところで、各回の出現確率は基本的にどの数字も同じなのですが、複数回を観察すると、数字の出方に偏りが生じます。
 同じ数字が連続して出たり、まったく出なかったりするわけです。
 この短中期的傾向に目をつけると、ある程度戦略を立てることが出来るようになります。

 最初のグラフは、横軸に第150回以降の「出現率」、縦軸に「累積出現率の変化率」を取ったものです。これは意味的には、横軸が静態を、縦軸が動態を観察するものです。
 こうすると、「出やすい数字」と「出にくい数字」の分布を観ることが出来ます。
 傾向を簡単に言うと、グラフの右にあれば「出現率が高く、よく出る」で、上にあれば「最近、出るようになっている」となります。

 次のグラフは、全体として、分布の「重心」がどちら側にあるのかを示すものです。
 50より上の値であれば、「出現率が高く、最近出ている数字が出る」で、下の値であれば。「これまであまり出現率が高くなかった数字が回復する」という意味になります。

 こうすると、全体の傾向がどちらに傾くかを予測することで、数字の選択肢を狭めることが出来るわけです。
 「よく出ている数字」「これまで出ていない数字」のうち、いずれか有力メンバーを選び、軸にすると、購入点数を大幅に減らすことが出来ます。

 今のところ、結果は「10点から20点を購入する」ことを前提にすると、分布が右に寄っている場合には、5等6等が4、5本的中しています。
 これはかなりの高確率なので、結果的に「戦略が成り立つ」ということを示すものです。

 3等以上がコンスタントに当たるようになるには、まだかなりの分析が必要ですが、基本が偶然性に拠るものでも、やり方はあるわけです。

 なお、分析結果については、近日中に統計専門誌に送る予定です。
 もちろん、継続して研究し、1等へのアプローチも続けます。
 ちなみに、284回は「左寄り」=「これまであまり出ていない数字が失地回復をする」回で、当て難い回となりました。20本中、6等が4本だけと、これまでにない低い的中率になっています。
 やはり、勝負どころは「右寄りの分布になった時」です。