◎「運に頼らぬロト7の攻略法」32 フォーメーション法からグルーピング法への転換 (その1)
さて、私は「閉鎖的SNS」を利用して、標記のテーマで分析を続けている。
ここでのテーマは、統計学の知識を利用して、ロト7の的中確率を高めるには「具体的にどうすればよいのか」というものである。
37個の数字から7個を選ぶ組み合わせは、約1千万通りある。
もしランダムにひとつの組み合わせを選ぶとすると、1/約1千万の確率になる。
事実上、可能性はゼロだ。
ここからスタートして、精度が1万倍に上がるような方法論を見付けたとしても、確率論的には1/1千で、やっぱりまだ「確率ゼロ」の世界になる。
そこからさらに十倍で、ようやく朧気ながら「1等当選」の影が見えて来る。
たまに季節に一度くらいずつ、その時々の進行状況や、課題を公開の場でも行うことにしている。いずれ確からしい手法を確立したら講習会をぶつつもりなので、その地ならしの意味となる。
現在の検討状況はこのような段階だ。
(0)前提となる仮説枠組み
人間の脳内の論理的思考は、せいぜい回帰モデルが関の山だ。
ある結果(被説明変数)を、1つ、もしくは複数の説明変数(要因)の関係性で眺めるわけだが、これは「あれ(または、あれやこれ)の増減が、どう関与しているかという捉え方をするものだ。
これは関係式で書けば、次の通りとなる。
単回帰モデル Y=aX+b
重回帰モデル Y=anXn+b すなわち Y=a1X1+ a2X2+ a3X3+・・・b0
ロト7であれば、かなり大雑把だが
(当選確率)= (その数字の出現する確率)×(その数字)+(誤差)みたいなイメージをすればよい。
要するに、その回において、「当選数字に出現する可能性の高い数字」に関する重みを見付け、その重要さの重み順に配列すれば、すなわち「当選しやすい組み合わせ」を抽出できることになる。
(1)フォーメーション選択法の棄却
さて、昨年は通年で「フォーメーション法」での数値選択を試みた。
これの考え方は次の通り。
(当回の当選数字)= (出現確率の高さ)×(数字)+(誤差)
この場合、各数字の重み、すなわち「出現確率の高さ」の大きい順に数字を配列すると、重い順に選定することにより当選数字を選定する確率が高まる、と見なすことが出来る。
(当選確率)=(出現しやすい数字A)+(B)+(C)+(D)+(E)+(F)+(G)
よって、選定方法は、イ)何らかの尺度で「出現する可能性の高さ」を数量化し、数字を差別化した上で、ロ)その数量の大きさの順に選定して行く、というものになる。
要するに、樹形図を構成するような選び方である。
具体的な手順は、7つの枠を定め、最も出やすい数字(1またはn個)の選定→二番目に出やすい数字→三番目に出やすい数字・・・の順位当て嵌めて行くものだ。
既に棄却した仮説を詳述してもつまらないので、結論をすぐに書くと、これには一長一短がある。このため、このフレームは棄却した。
長所は、「ツボに嵌ると上位当選、複数当選が可能になる」点だ。
上位からひとつずつ選定して行くので、各枠に同じ数字が並ぶ。このため、1枠から順に正しい数字が入っていれば、次の枠に進行する度に当せん口が増え、等級も上がる。
上手く行ったケースとしては、「12口購入し、うち10口が4~6等に当選した」、「3等まで6口、2等まで18口までの位置まで接近した」回がある。
短所は、「乗数で購入口数が増えること」で、各枠に1個ずつなら1口だが、上記の通り、2超すつ入れると百口が必要になる。
よって、点数が増える傾向が生じるが、枠に「不適中」が入ると、それ以下の枠の数字が悉く外れる傾向を生む。大漁と不漁の落差が激しい。
ツボに嵌れば、「上位当選を引き出せる手法」なのだが、購入口数が必要なので、資金ロスも大きい。個人が毎回投入する金額としては、十口から数十口の範囲であろうから、このフォーメーション法は捨てることにした。
次回は「多段階グルーピング法」の解説に続く。
なお、推敲・校正をせず書き殴りのままなので、表現の不統一や不首尾は生じると思う。その点はご容赦頂きたい。