日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎「運に頼らぬロト7の攻略法」34 フォーメーション法からグルーピング法への転換 (その3)収集出来るデータ、利用できるデータ

f:id:seiichiconan:20201120141842j:plain
f:id:seiichiconan:20201120141825j:plain
f:id:seiichiconan:20201120141814j:plain
f:id:seiichiconan:20201120141803j:plain

◎「運に頼らぬロト7の攻略法」34 フォーメーション法からグルーピング法への転換 (その3)収集出来るデータ、利用できるデータ

  既に指摘の通り、基礎データとして使用できるのは、抽選回ごとの「当せん数字」しかない。まずはここでデータの性質を洗い直す。

 

(1)「数字」は「数量」ではない

 取り扱う対象が1から37の数字である。ともすれば、これを数量として認識してしまいがちである。

 例えば、7つの数字の組み合わせを選ぶ時に、隣り合った数字が「連続して並んでいる」と、何となく嫌いたくなる。「1」から「7」までの7つを選ぶ人はまずいない。

 だが、別の数字の組み合わせでも、こういう「偏った配列」でも、出現確率は同じである。

 以上の見解の中の「連続して並んでいる」「偏った」と眺めるところが、「数字」を「数量」と誤認しているところである。

 「1」から「37」の数字は、サンプルの「名称」であって、数量ではない。

 よって、「ひと桁台が沢山出ている」、「三十台に偏っている」みたいな眺め方は適切ではない。「1」は名称であるから、「太郎」や「ゆかり」と同じ。

 人間の頭は、とかく先入観に影響されがちであるから、「1」から「7」のように無意識のうちに「避けたくなる」組み合わせがあり、これがマイナスに働く。

 この発想を頭から追い出すためには、どうするか。

 私は「数字はただの名前だ」という感覚に慣れるまで、別の名前に置き換えていた時期がある。「1」は「キタジマ」、「2」はカンパニー、「3」はアスカのような具合だ。

 (煩雑なので数回で止めた。回数をこなせば、そもそも「名称」を「数量」と誤認することは少なくなる。)

 

(2)「サンプル間の関係」と「項目間の関係」

 データは抽選回ごとの「出目(勝ち負け)表」しか存在しないわけだから、そこから収集出来るデータも限られる。「サンプル(数字)間の関係」と「項目(抽選回)間の関係」のふたつの要素である。

 ここからは、一見して、様々な方向性を導くことが出来る。

 例えばこんな具合だ。

 

 もし、「1」が当せん数字として出現する時に、特定の「別の数字」が当せん数字になる可能性が高いのであれば、「同時に出現しやすい数字」の組み合わせを抽出できる。仮に「1が出る時には15が出やすい」のような何らかの規則性を見出せるなら、7つの数値群を選定する時に、対象数字を絞り込むことが出来る。

 だが、サンプル間の関係性を求めようとしても、あまり実りはない。出現の仕方にはあまり有意な関係性が見られないからだ。

 「出目表」の中に、「軸」(数値が出現する偏りや方向性を示す規則性)を見出そうとしても同じである。

 基本はランダムに発生するものであるからだ。

 

 だが、ここで「13番目の赤」を思い出すことにしよう。 

 過去に12回の赤が出ていようが、黒が出ていようが、13回目の赤・黒の出現確率は「ほぼ50%」となる。

 12回連続して赤が出ようが、そのことで「次に黒が出る可能性」が高まるものではない。

 だが、その前に「12回連続して赤が出ている」という事実がある。

 大量に観察すれば、結局のところ、いずれも「50%弱」に近付くのであろうが、ある一局面では「偏り」が生じる。

 では、その「偏り」に乗じて、数字の選択肢の範囲を狭めることが出来るのではないのか、ということだ。

 

(3)時系列トレンドの取りまとめ方

 「ある一定のタイムスパン(期間)においては、当せん数字の出現率に変動が生じる」ことを手掛かりに、対象とする期間を区切り、その間のトレンドを観察すれば、いずれかが有効な尺度として利用できるかもしれない。

 そこで、過去の出現傾向について、1)長期、2)中期、3)短期、4)直近というタイムスパンに区切り、傾向を観察することにした。

 この場合の期間の区切り方は、この視角を構築する上での「肝」の部分であり、料理で言えば「秘伝のタレ」に当たる。よって、ここでは紹介しない。

 (一等は「自分だけで当てるのが望ましい」ということ。)

 もちろん、単純に「期間の長さ」で区切るわけではなく、そこに基点を置く理由が存在する。

 

 さて、「タイムスパン」と「出現率」を基に、サンプルを降順に並べ替えてみると、どのように見えるのだろうか。

 図(3)ロは一例だが、タイムスパンを「長期」に取り、「出現率」を基に、サンプル(数字)を並べ替えたものである。

 所々に、数字が固まっている(偏っている)ことが覗われるので、全体を3つのゾーンに分けてみる。

 すると、その回ごとに、散らばり方が異なるが、時々、ひとつのゾーンに多くの数字が集まっていることが見て取れる。

 ここで、「もし、ある一定のゾーンに当せん数字が集まった時に」、「その周辺を集中的に選択することで」、当選数字をより多く捕捉することが可能になることに気付く。

 現実には、タイムスパン別の出現率で数字を並べ替えた時に、「七つの並んだ数字がそのまま総て当せん数字になった」ことがある。

 この理屈は簡単だ。

 「37個の数字から7つの数字を選ぶ」場合、その組み合わせは、およそ「1千万通り」になる。もしこれを3分の1の「12個の数字から7つの数字を選ぶ」とすると、その組み合わせは「8百通り弱」となる。

 要するに、1/1千万の可能性が、1/800まで高まるということになる。

 

 となると、37個総てを対象とするのではなく、1)まず最初に1/3程度に候補数字を絞り込む。次に2)その1/3(12個から13個)の数字の中で何らかの序列に従った組み合わせを探す。この2段階の選別を行えばよいということになる。

 もちろん、それには1)を経過した段階で、「未知の7つの当選数字が総て含まれている」という条件が必要になる。

 

 ちなみに、「もし確率が1/800なら、800通りを買えばよい」と思いたいのだが、「13番目の赤」と同じで、そのままの条件なら、各々の「組み合わせ」が当選する可能性は常に1/800のままだ。

 実際には「確率1千万分の1」でも、「800分の1」でも、結果は大して変わらない。

 1等の当選確率は依然としてゼロに等しい。まだ「現実に起こり得る水準」からは程遠い。

 

 だが、戦っている局面は、誕生日や運命数を頼りにして数字を選ぶやり方とは、そもそも「土俵が違う」ということになる。

 あとはここから、いかに1/300に上げ、1/100に上げるかという勝負になる。

 ここからが真の勝負で、1等の当選が実践的視野に入る。

 偶然性を頼って1等が当せんすることも無いわけではない(確率はゼロ)が、こういうアプローチをものに出来れば、「繰り返し当せん番号を引き当てる」ことも夢ではなくなる。(続く)

 

 追記)ちなみにエッセンスを殴り書きしているだけで、推敲も校正もしません。

 表現に不首尾があると思いますが、ここはブログ(日記)ですので。

 

 ◆次回予告◆

 ちなみに、今現在は「当選確率1/300」付近。

 外的基準を設け、それを「物差し」のひとつとして、「分布を予測する」という手法だ。

 過去3回の傾向を図示すると下に示す通りとなる。

 前々回に「青ゾーン」5個集中が発生し、他の2つが「中央値」と「平均」という簡単な出現パターンだった。買い目選択の基本フレーム通りで、10口程度の購入口数でも「4等からさらにその上」に手が掛かる。

 頭から7つ選ぶだけで、もう4等だから簡単だ。ワイルドカード(追って記す)に「平均値」を入れても、それが当たり数字になっている。

 前回は「振り子反動」パターンで、全然と同じ分布なのだが、「オレンジゾーン」に触れている、軸足はちょうど前々回ボ-ナス数字のままだ。

 10口程度の購入なら5等6等2本くらい。

 

 今日の395回は「分散回」になる割合が高いが、「オレンジ中心」や「平均以下の一極集中」もないわけではない。過去数週間は、総合指数で平均を下回る数字がほとんど出ていない。

 「同じ傾向が続く」と見るなら、「平均以下を切り捨てる」と迷いが減る。

 逆に、「そろそろ『13番目の黒』の出番」と見るなら、当たらぬことを前提に「白ゾーン」と「平均以下」を固め打ちすべきだ。

 ま、私は「分散回」と見て、ほぼ「見」のつもり。

 ちなみに、今現在は理論構築が主で、購入口数は10~15口のみ。開始から1年経過で、「月に数回、4等が1~数本当たる」ところまで来たところだ。5、6等は毎回だが、ここが目的ではないので、どうでもよい。3年5年掛かっても1等を引ければそれでよし。

 仮説を検証するのに30回くらいの試行が必要で、一つひとつ確かめるのに時間が掛かる。だが、運を頼りにすれば、高額当選は「一生にほぼ一度だけ」の話だが、統計と確率を手掛かりに有用なモデルを構築できれば、「繰り返し正解を導くことが可能になる」という違いが生じる。

f:id:seiichiconan:20201120143245j:plain
f:id:seiichiconan:20201120143227j:plain
f:id:seiichiconan:20201120143208j:plain

 ◆オマケ◆

 385回の結果はこう。「神の手」が働き(もしくは「13回目に黒」が出て)、これまであまり出ていなかった白ゾーンから5つ出た。ただし、割と脈絡なく分散しているので、5等より上を「狙って的中させる」のは難しかったと思う。

 ひとつのゾーン6個(または5個)にワイルドカード1個(または2個)を選ぶのがセオリ-のひとつだが、全体の中央値、平均値、各ゾーンの境目・中央のいずれかから選ぶ。このWDが今回は「割と少ないケース」なので、購入10口20口の範囲では、「5等は取れても、4等から先を引き出すのは難しい」結果だった。

 ただし、出現率の少ない白ゾーンに触れたので、次回の分布パターンは少数に限られる。来週はひとつの「勝負どころ」になるようだ。

f:id:seiichiconan:20201121034042j:plain
f:id:seiichiconan:20201121034126j:plain

 ちなみに、外的基準(モデル式の従属変数に当たる)に使用している「総合指数」だが、過去の推移を見ると、「青」「オレンジ(+緑)」「白」の各層に2つくらいずつの軌跡に別れる。人間社会と同じで、何らかの階層のようなものがあるようで面白い。

 確率「数百分の1」までは来たが、もちろん、まだ「集約すればいまだ当せん確率ゼロ」の範囲のままだ。さらにこの先の絞り込み手法を収斂させ、「百分の1」くらいまで高める必要がある。

 そこまでくれば、その先はフォーメーション法を適用し、一定の範囲に乱れ打つことになる。

 

 見た目の結果は大して変わらないが、しかし、「確率1千万分の1」と「数百分の1」とで決定的に異なるのは、「勝ち負けの勝負に持ち込んでいる」ということだ。

 ロト7は半分程度がテラ銭として吸収されるので、4位から上位の出現確率が極めて低く設定されている。顧客からみれば「常に負け戦」の「ボッタクリ」ビジネスだ。

 だが、「選択の仕方によっては」という局面を生むところまで来ると、不毛な感じが消え、「攻め甲斐」が生じる。