◎何でもアリ(463)
月曜は終日「冬空」で、「薄曇り」というか「どんより」の言い方が適切だった。
午後四時近くになってから、「行けそうな時には参拝しよう」と思い立ち、神社に向かった。幸い、そんなに遠いわけではないので、行き帰りで2時間半もあれば十分だ。
境内はやはり薄暗くて、自分自身をガラス撮影するのは難しい。
しかし、運転中に思いついたことがあり、それを実行してみることにした。
「もし、赤外線ライトの光を自分に当てれば、それがガラスに映るのではなかろうか」
要するに、「ライトの先を自分に向け、カメラは正面を向ける」というやり方だ。
赤外線ライトは、常に車に常備してある。
まずいつも通り、周囲の状況を撮影した。
平日の夕方に近い時間帯なので、境内に人はまばらだ。七五三の祈祷を求める家族連れがいくらかいる程度。
1)フラッシュなし、2)フラッシュ使用、3)フラッシュと赤外線ライト併用の順に撮影を試みた。
最初の方では、異変の兆しは見えても、「鮮明さ」に欠ける画像となっていた。
これでは、何の証拠にもならない。
しかし、3)の併用撮影で得た画像には、階段を下りようとする「男の黒い影」が写っている。
男の向こう側に、石碑が見えているので、「男の姿自体が半透明だった」ことを示す。
よって、この人影は生きた人間のものではないと言える。
配置が「石碑」→「男」→「ガラス」になっているので、男が実物ならその後ろの石碑は写らない。
「なるほどね」
ところが、これだけでなくオマケも付いていた。
男の向こう側に、何となく「誰か」が立っているように見えるのだ。それが、どうも「髑髏顔」のように見える。
「これじゃあ、T800か死神じゃあないか」
ま、錯覚であることも多いが、こういう霧の中には、得体の知れぬヤツが潜んでいることを、経験的に知ってはいる。
生きている者の常識など、何の助けにもならない。
さて、この日は最初から最後まで、白い煙が写っていた。
通常、日光にファインダを向けた時や、湿気の多い場所で撮影すると、「煙玉」状の丸い白煙が写るのだが、この日は両方とも欠けている。
ファインダを地面に向けても、煙が写っていたので、大急ぎで神殿前に引き返し、もう一度祈願した。
「健康と長寿、それに努力に見合った成果をお願いします」
闇雲に祈願しても、さしたる意味も効果も無いのだが、あの世との接点が生じているかもしれぬ時は話が別だ。
ま、努力した結果よりも多くの物を得ると、そのツケは死後に払うことになるから、「まずは本人が最大限に努力し、それがきちんと成果となって表れる」ことが望ましい。
努力がそのまま結実することは必ずしも多くは無い。だから、そこが直接結び付いてくれるだけで十分だと思う。人事のことなら、本人の努力で勝ち取るべきものだし、それ以外に何を望むというのか。
追記)帰宅したら、何だか足が痛い。平地を百㍍くらい歩いただけだったが、足指の裏はマメだらけで、表の方には猫が引っかいたような擦り傷が出来ていた。
今朝、看護師に診て貰ったが、「動物に引っ掛かれたか、藪の中に裸足で入ったか」のような傷だとのこと。
足先全体が黒く変わっているし、何だか嫌な感じだ。