日刊早坂ノボル新聞

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◎古貨幣迷宮事件簿 「奥州七福神銭」続き

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奥州七福神銭(続き)

◎古貨幣迷宮事件簿 「奥州七福神銭」続き

 記事を見た収集の先輩より、「当家にもある」と画像を頂いたので、許可を得てここに添付する。

 発見場所はやはり「宮城北部から岩手南部」のようで一関周辺ということ。

 48ミリ台の通用銅銭ということになる。

 既述の①銅母は49ミリ台前半、⑤の写しは47ミリ前後であり、その中間に位置する。なお、この銭種の特徴のひとつに「少し反っている」というものがあり、計測には誤差が生じる。

 面白いのは背の処理で、⑤の背面に若干近似している。

 写しが、他地域の写しではなく、同じ系統の次世代である可能性があり、面白いと思う。いずれにせよ、類品を集める必要がある。

 注意喚起をすれば、「ここにも」という声が上がる可能性がある。

 存在数自体を含め、分布が分かれば、どのように伝わったかを知る手掛かりになる。