日刊早坂ノボル新聞

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◎『驟雪 ─盗賊の赤虎が最期を迎える話─』

◎『驟雪 盗賊の赤虎が最期を迎える話

 本日、HPにアップしました。

 

◆著者による紹介文◆
 『九戸戦始末記 北斗英雄伝』においては、弟の仇敵を討つために、盗賊の赤虎が伊勢屋を襲撃する。本作は、その場面を厨川五右衛門ではなく、赤虎の側から眺めたストーリーである。
 この時、赤虎は五十台の初めで、『無情の雨』から五年が経過している。
 技量に勝る赤虎が何故厨川五右衛門に敗れ去ったのか。
 それには、「切っても切れぬ宿縁があった」ことが関わっている。
 ちなみに、結末をハッピーエンドにして、赤虎の戦いに幕を閉じさせようと思っていたのだが、どっこい、これは始まりだった。

◆あらすじ◆
 天正十九年の一月。毘沙門党の首領である赤平虎一(赤虎)の許に、末弟の熊三が殺されたという報せが届く。
 赤虎は事の次第を確かめるべく、伊勢屋を訪れるが、手下たちが勝手に厨川五右衛門と戦い始める。
 力量に勝る赤虎は五右衛門を追い詰めるが、五右衛門には忘れようにも忘れられぬ「しるし」が刻まれていた。赤虎は怖谷で自らが背負った業を思い出す。

『驟雪 ─盗賊の赤虎が最期を迎える話─』 

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 なお、新聞掲載時は『雪の降る朝に』としていたが、今回これを改題した。