日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎古貨幣迷宮事件簿 六月の販売品(続き)

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◎古貨幣迷宮事件簿 六月の販売品(続き)

  ウェブのメンテナンス費用充当のため、古貨幣の販売を行っています。

 古貨幣迷宮事件簿

   多忙にてなかなか時間が取れませんので、定価販売品は逐次アップしていきます。

B01 大型絵銭 4種組

 昭和以降の絵銭だと思われますが、見栄えのする出来栄えとなっております。

 穀代通用は戦前の写しのよう。明治期の初鋳品であればそれなりの値が付きますので、どこかで見掛けたら、きちんと観察する必要があります。

 虎銭は五六年前に中国人収集家から買い受けた品ですが、彼の国で作られた品のよう。地金と製作を見て置く必要があります。少し小さいのですが、今では型自体を大きくする技術がありますので、「写し=小さい」という発想は危険です。

 「敵もさるもの」でかなり研究しており、次々に新手がやって来ます。

 とりわけ、皇朝銭や地方貨などには注意が必要で、「どこから出たか分からぬもの」「中途半端な値段のもの」には警戒が必要です。

 

B02 絵銭19枚組

  信仰用の絵銭は、神社・仏閣の境内で「お札」と同じように売られたようで、たまに「福錢」と墨書きした神に包まれた状態で出て来ます。

 お守りやお札と同様に、参拝の帰路に社務所で入手し、家族や親戚に配るという、今と同じことが行われていた模様です。

 厚肉の両面錢は、通常、「面子」用と見なされ、スレが多いことがほとんどです。

 神さまを「放る」のは憚られるので、福神を意匠とするものは明治以降の作ではないかと見ています(あくまで推測)。ただ、かなり古い銭箱からも出たりするので、一概には言えぬかもしれません。

 状態は「現状渡し」条件で、幾らか鋳不足穴がある品がありますが、少し珍しい品も入っています。売り切りにて。

 

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