日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

不思議な感覚(WBC監督の選定)

 今日あたりは風向きがだいぶ変わっていそうですが、数日前まではWBCは北京五輪監督の星野氏が有力だとの報道でした。
 これって、不思議ですねえ。

 北京での日本チームは、まさに「完膚なきまでに叩きのめされた」という感じでした。接戦らしき試合があったでしょうか。記憶にすら残らない。
「リベンジ」というのは、ソコソコ実力があり、かつ惜しい結果だったから言えるので、あの結果ではリベンジも何も有りますまい。
 素人目で見ても、コーチの選び方などは「ちょっと違うだろうな」と思ってしまいました。名指ししては何ですが、T氏などコーチでの実績は無かったですよね。
 
 コンセプト自体が違っていると思うのは私だけではないはずですが、北京五輪と同じような発想でWBCに行っても、同じ過ちを2度繰り返す可能性は大です。
 結局は惨めな思いをするだけではないでしょうか。
 
 勝負の世界なんだから、負けた者に「次」はなし。その意味で今年の五輪で惨敗した星野氏は最初から無資格でしょう。
 星野氏に次があるとしたら、次回のオリンピックであり、WBCというのが筋でしょうね。
 この辺、野球のことはわからない人間でも、勝負の押し引きはわかります。

 また、日本で野球はスポーツではなく「野球道」になってます。同じ年に2度惨敗して帰ってきたら、2度目は「死ね」という対応になるはずで、それは可愛そうな気がします。
「星野氏にリベンジの機会を与えたい」と言っていたエライ人がいますが、逆に星野氏を追い詰めることになってます。「リベンジの機会」と言われれば、これを辞退するのは「臆病者」になってしまうので受けざるを得ません。半年で野球の質を変えろと言っても、土台それは無理な話で、結果的に星野氏を苦しめるだけです。
 結果はともかく、新しい発想(または別の発想)と新しい血(メンバー)だろうと感じます。