日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

「無情の雨」の連載開始

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 9月14日より、盛岡タイムス紙上にて「無情の雨─盗賊の赤虎が地獄を訪れる話─」の連載が始まりました。
55回から60回の間ですので、これから3ヶ月間の掲載となります。
 
 本作は赤虎3部作の2作目で、前作「峡谷の怪物─盗賊の赤虎が鬼と戦う話─」の後日談になります。
怪物と戦ってから、ほぼ8ヶ月くらいが経った頃、赤虎は山に棲む魔物に遭遇します。
 赤虎は魔物の手からなんとか逃れることができますが、次に訪れた村は、地獄の餓鬼が現れた直後の状況でした。
 その村で、江刺家大滝の巫女・柊女が赤虎を待っており、「地獄の蓋が開き、鬼や亡者がこの世に彷徨い出ている」と告げます。
 赤虎は柊女の言葉に従い、地獄の蓋を閉じることと、若くして死んだ「思い人」(七海)に会うために、遠征隊を率い、怖谷(おそれだに)に向かうのでした。
 
 怪異譚の形式を取っていますが、その実は徹底したハードボイルド路線になってます。
連載終了後、「北斗英雄伝」ウェブの「サイドストーリー」に、本作の要約を掲示します。
娯楽を中心とした作品なので、楽しんでいただければ幸いです。