日刊早坂ノボル新聞

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(北斗英雄伝)第5巻の予約受付を開始しました。

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「九戸戦始末記 北斗英雄伝 第5巻」は、現在、印刷所に入っております。
製本が完了次第に提供を開始しますが、この開始時期は5月中下旬を見込んでおります。

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「九戸戦始末記 北斗英雄伝 第5巻」概略
 天正十九年八月二十七日。ついに上方遠征軍が宮野城を包囲します。
 蒲生氏郷は一日二日で城を攻略出来ると踏んでいましたが、城側の根強い抵抗に遭い、戦況はこう着します。上方軍の損耗著しく、あっと言う間に兵糧も尽きて来ました。
 さらに、大半が軽装で来た上方軍は、この地の寒さに痛め付けられます。
 たった数日の間に、兵たちの間から不平不満が噴出するようになってしまいます。
 このため、上方軍は宮野城に使者を送るものとし、政実の幼馴染である薩天和尚を差し向けました。
 この薩天和尚の説得を受け、九戸政実は上方軍と和睦を結ぶこととし、城門を開きます。
 天正十九年九月三日。宮野城の大手門が開き、九戸政実が姿を現しました。
 政実は浅野長吉、蒲生氏郷の二人の許を訪れ、二人が予想だにしなかった和睦の条件を告げました。
 九戸戦の最大の謎はこの一点で、この時に政実が語ったとされる言葉の意味をどのように解釈するかということに尽きます。
 最も正直にこの言葉を受け止めると、九戸政実はこれまで言われて来た通り、南部信直を廃し、ひいては羽柴秀吉を倒そうと考えたのではなく、かなり早い段階でこの地の民の将来を見極め、無辜の民の命が損なわれることが無くなるような計略を立てた、と見なすことが出来ます。
 さて、九戸政実蒲生氏郷・浅野長吉に何と言ったのでしょうか。
 合戦のクライマックスはほんの一瞬で、政実が言い放ったこのひと言に凝縮されています。

 同時併収作品 「山吹の花が咲く頃」
 九戸政実とほぼ同時代の北奥の武人である玉山大和にまつわる創作作品です。