日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

この人が凄い(「七人の侍」)

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ドラマの基本はシェークスピア、映画の基本は「七人の侍」ということで、毎月、数回は「七人の侍」を観ています。
もちろん、この場合はDVD鑑賞ですが、DVDだと画面をストップできるので、詳細を確認できます。
もはや百回単位で観続けているのですが、その都度、新しい発見があり飽きません。

この映画でスゴいのは、大人数が出ている場面で、視線がきちんと対象物に集まっていることです。
たぶん、ポインター(標識)を提示して、「ここに視線を合わせろ」と演技指導したのでしょう。

脇役で出ている役者さんの演技もスゴいです。
画像は、勘兵衛が強盗に捕まえられている子どもを救う場面のものですが、この役者(女優)さんの表情が上手すぎます。
この型は色んな映画で⊇个討られますが、お名前は何という方なのでしょうか。
まあ、クレジットを調べれば載っているとは思います。

映画では中心に出ている主演・助演級の肩ばかりが目立ちますが、こういう脇の役者さんが達者かどうかで、随分と映画全体の印象が違います。
近年のアイドル映画なんかと観てしまうと、さすがに「なめとんのか」と思ってしまいます。

画面の片隅に入るかどうかという位置なのに、こってり芝居をしている役者さんと言えば、キャシー・ベイツさんもそうですね。脇役で出演している映画は、主役そっちのけで、「この女優さんがどんな芝居をしているか」を追い駆けてしまいます。

(画像は資料としての引用ですので、悪しからず。)