日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 番外編

先日、夜中の2時にホラー映画のDVDを観ました。
たまたま長女が起きており、そこを目撃されたのです。
「うわ。どうしたの?」

ま、驚くのも無理はありません。
いいオヤジが両耳にイヤホンをつけて、深夜独りでホラー映画を観ていますので。

「今は夢の話を小説に直している。もう何十本も溜まったが、元が夢だけに、本人が気づかぬうちに他から情報を入手して、それを作り変えている場合がある。だから、他の作品と似ているものがないかを、チェックしているんだよ」
完全に同じことはありえず、著作権的には問題のない程度ですが、やはり何かの影響があるとすると癪に障ります。
まあ、時事ニュースなどを同じ時に観ていたりすると、知らず知らずのうちに、複数の人が同じような発想に至る場合もあります。

進化論のダーウィンとウォーレスは、ほぼ同じ時期に、別々に同じことを着想したような記憶があります。こちらはまさに「時代」のなせるわざです。
産業革命以後、「神」を殺して行くステップに入りますが、そのための方法はそれほど多くはありません。着想が似て来るのも当たり前です。

しかし、創作の場合は、他に似た内容の作品があるのは困ります。
自分が先だと何だか腹が立つし、後になっていたら、やはり握りつぶしてしまいます。

娘に目撃されたので、映画を中断し、ごろ寝しました。
すぐに夢を観始めます。
久々に、おどろおどろしい夢で、かなりうなされていた模様です。
冒頭では、突然、白い着物を着た女が現れました。
「白い着物の女」は、私向けの死神です。
補足が必要ですが、幾度か生命の危機に直面した時にこの女を見たので、自分が死ぬ時には、この女が迎えに来るような気がしているのです。

その後が酷い悪夢。
全身を突っ張らかして、それに耐えたので、両手両足がつってしまいました。
「イテテテ」
あまりの痛みで眼が醒めてしまいました。
「おお。良い夢だったぞ」
しかし、四肢全部がつっているので、ひとつずつもみほぐす必要があります。
「イテーな!」と叫びながら戻しますが、脹脛がなかなか治らず往生しました。

ようやく痛みが消えた時には、なんとまあ、夢の内容を忘れていました。
「おいおい。なんてこった」
あんなに良い夢だったのに・・・。
希少直前の夢を忘れてしまうなんて、十年ぶりではないでしょうか。
1本損しました。

ホラー映画、ドラマの類は、幾ら「実際に起きた」と謳っていても、やはり作り話です。
何故なら、その多くが、必ず因果を語ります。
現実に、生きた人間い関わる悪霊は、人の頭の中に現れるか、のべつ幕なしに周囲に悪縁をまき散らすので、まこと理不尽な存在になってます。
恨みを残して死んだ「から」、その相手に祟るのではなくて、誰彼構わず悪さをします。
その「恨み」の内容すら、自分ではよく分からないのです。

やや脈絡のない話でした。
要は「失敗したなあ」ということです。