22日木曜から「明治橋奇譚」の連載が始まっていました(盛岡タイムス)。
「明治橋奇譚」は、井ノ川(井上)円了と森下(森)林太郎(鴎外)が、幽霊退治のため明治橋を訪れる話です。
明治橋の上で、2人は「非仏」(新渡戸仙岳)と名乗る男に、津志田遊郭の小時という遊女の悲しい伝説を聞きます。
新渡戸は金田一京助が小学生の時に教えを受けた教師で、明治30年ごろには岩手県の教育長でした。
とここまで設定すると、あとは勝手に登場人物が動いてくれました。
途中から、独逸の悪霊が加わり、これを倒すことになります。
2人は地元の決まりに従って、慰霊の式では霊を「舟っ子」で流すことにしました。
ところがどっこい・・・という流れです。
季節的には、ちょうど今頃の話です。
「怖谷奇譚」の続編となります。