

◎「盗賊の赤虎」年代記
腹を括って、四五年を経過した作品については、順次、ウェブで公開していくことにした。 ただ、既に公表済みのものの中には、版権を先方に渡したものがあるので、少しヒヤッとした。改めて確認したが、「赤虎シリーズ」は大丈夫だった。
郷里の新聞では「権利関係は作者留め置き」の条件で書いていたから、ウェブで公開しても問題なし。
作品の整理を続けているが、未公表のものや書きかけが沢山あり、これを機に一気に整えようと思う。
改めて過去六年から十年くらいの間、自分は一体何をやっていたのかと思う。
『三国志演義』の劉備は七年くらいの間、「何もしない」期間があるのだが、それより長い。
ま、私の場合は「何もしなかった」のではなく、「病気をしていた」ということだが。
病気は言い訳にはならんので、また前に進み出すのが肝要だ。
赤虎はスピンオフ作品だが、このスピンオフからのさらなるスピンオフ作品として「奇譚シリーズ」がある。
こちらは、井ノ川円了(井上円了)と森下林太郎(森鴎外)のホームズ・ワトソンコンビが難事件を解決していく話だ。
こっちも2作書いたところで止まっていたが、ネタは沢山あるので再会する必要がありそうだ。