日刊早坂ノボル新聞

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◎『怖谷奇譚』              早坂昇龍

◎『怖谷奇譚』              早坂昇龍   

 本日、HPにアップしました。

 

◆著者による紹介文◆
 本作は平成25年10月7日より12月30日まで盛岡タイムス紙に掲載された短編小説である。
 赤虎シリーズは『九戸戦始末記─』のスピンオフ作品なのであるが、これはさらにそこからスピンオフした作品群となる(「奇譚シリーズ」)。
 作中の「井ノ川円了」のモデルは実在の妖怪博士・井上円了である。時代設定は明治二十七(一八九四)年前後で、井上円了が狐狗狸を解明したほぼ二年後となる。
 「森下林太郎」のモデルは森林太郎(鴎外)。この年齢の頃、鴎外はは陸軍軍医である。

◆あらすじ◆
 時代は明治の半ば頃のことになる。
 「妖怪博士」の異名を持つ井ノ川円了の許に、森下林太郎青年が訪ねて来た。森下は円了に「友人が行方不明になったので、一緒にその地まで探しに行って欲しい」と頼む。
 その地とは、最果ての地・怖谷であり、そこには数々の黄金伝説が残されていた。
 二人は冒険を求め、怖谷に旅立つ。
 二人は谷に向かう途中、うら若き姉妹に会い、男心をくすぐられる。
 怖谷で二人は、谷を守る老婆(柊女)や男(赤虎)と出会う。

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 時代を超え、赤虎は幾度も蘇る。もちろん、シリーズ続編も控えている。

 二作目は『明治橋奇譚』。