夢の話 第544夜 電話
18日の午前3時に観た短い夢です。
我に返ると、アパートの一室に座っていた。
台所の方では誰かが洗い物をする音が聞こえている。
何となく「女房だな」という気がする。
目の前にテーブルがある。
テーブルの上には携帯電話が複数置かれている。
そのうちの一つが鳴り出した。
「こいつはオレのじゃないから出られないよな」
5回ほど呼び出し音が鳴ると、そこで切れた。
次に別の電話が鳴り始める。
オレのやつだった。
携帯を取り、耳に当てる。
「時間切れです」
女の声だ。聞いたことがあるような気がするし、誰とも違うような気もする。
「え。何?どういうこと?」
女は無言だ。
「一体どういう意味なんだよ」
「・・・・」
こりゃ不味いぞ。
心の奥で「目を覚ませ」という自分自身の声が響く。
ここで覚醒。
「不味いぞ」と思うのは、「時間切れ」が私の人生時間のことかもと感じたからです。
何となく、「自分の寿命は既に終わっていて、今はおつりの時期ではないか」と思っているせいもあります。
いくらか好きに使える時間を貰ったのに、上手く使えていない。それでも、もう時間切れだよ。そういうお知らせではないか。
それとも、夢の中の「オレ」の設定では30歳くらいの感じでしたので、自分が浮気をしていて、浮気相手から「別れてくれ」と言われている。相手はそれを待っているが、もう「時間切れだよ」ということなのか。
いずれにせよ。はっきり・くっきりの大きめの声でした。
時計を見ると、きれいに午前3時きっかりでした。
「この時間かあ」
例年、午前1時から3時までは、時々、玄関の扉を叩く音がします。
つい数日前に、自動点灯ライトを取り付けたのですが、昨日の昼に落ちていました。
フックから一旦上に持ち上げないと外れないようになっているのですが、どうして落ちたのかはよく分かりません。
ドアを叩く者には、近くに寄ると灯りが点くことが気に入らなかったのでしょうか。
あのしっかりした声の感じは、時々、色んなところで聞く「あの世からの声」と同じです。
夢の途中なのに、飛び起きたのは、そのせいでした。
いずれにせよ、あの世からの召還命令でないことを祈ります。